紅明が出てから数分後俺はソロモン王のいた滅びたもう一つの世界についてのとある伝承を読んでいた。

ーこの世界の均衡が乱れし時

大きな暗黒天に染まりしとき

百年に一度ソロモン王から選ばれし少女異世界より現われ汝

世界を闇から救うだろう・・

虹色のルフに染まり・・大いなる禁書の鍵の扉ソロモンの鍵をもつもの・・

「ソロモン王の鍵」の持ち主が・・

世界の王たちを集え世界へ導かん・・

その者・・髪の色は青く瞳の色は翡翠の色・・・名前を・・・




「雪奈」と申す・・・


そしてこれには続きがアル・・・といわれているが・・
その伝承は未だに見付かってはいない・・

あいつの姿をみたときはとても驚いた。
伝承に記されていた人物と重なっていたからだ・・。

この伝承はどこにでもあるというわけではなく王族でもごく一部の人間にしか渡っていな貴重な巻物だ・・

この伝承のとうりあいつがソロモン王の鍵の持ち主だとすれば・・
俺は・・あいつをおれのものにする。

こちらの戦力があがる上にずっと知りたかった
もう一つの世界の存在「アルマトラン」の世界と・・

あいつが来たと言うもう一つの別の世界とやらのことを色々聴きたいからな・・。

それがもうすぐ知れると考えただけでニヤケが止まらん←
そう考えていると

ノックが聴こえた
紅明「・・・失礼します「失礼します彼女をお連れしました」

紅炎「入れ」

入ってきたのはみっかまえに突然やってきたあのガキだった。
興奮を押さえ込むようにしていると餓鬼と目が合った彼女はビクッと身体を跳ね上げた

俺が怖いのか？

俺は待ちきれずについいきなり質問をしたが気にしない←
紅明「兄王様・・彼女が例の子です」
まぁ・・そうすぐに話すとは思わないがな

紅炎「うむ・・おまえは一体何ものだ？どこから来た？」

「・・・」

案の定彼女は黙ったままだった。紅明がフォローするが俺はそれをじっと視線を送る。
紅炎「・・どうした？何故・・応えない？」

「・・っ・・し・・知らない人に何でも教えるなと・・言われているもんですから・・」

反抗するように睨み返す彼女はとても愛おしく見えた。

紅炎「フッ)・・面白い小娘だな・・たしかにそうだな・・

俺は煌帝国の第一皇子「練・紅炎」だ・・

おまえの名前は？」

「・・雪奈です・・」


雪奈か・・やはりな、これで確信はついた、俺は痺れをきらして問うた。

紅炎「・・では単刀直入に聞こう・・
おまえはソロモン王の鍵の持ち主・・だな？」