紅明「私の兄でございます。後でご紹介します」

「はい」

僕たちは紅明さんの部屋を出て兄がいるという彼の部屋に向かって歩いた。
紅明「此処です」

コンコン
紅明「失礼します彼女をお連れしました」

？「入れ」
低い声が聞こえた・・。

ドキドキしてきた・・僕の顔いまおかしくなってはいないだろうか？汗)

紅明「ボソッ)大丈夫ですよ・・
リラックスしてください・・失礼します」

ガチャリ

と扉を開けると広いお部屋にたくさんの書物が積み重なって置かれていた・・。
ここの人たちはみんな本が好きなのかな？

大きな王座には肘をついて本を読んでいた厳つい男の人が座っていた。
ちょっと・・・怖いかも・・
パチッと目が合った・・

うぅ・・・そんなに睨んだような目で見られても・・怖すぎるよ←

「っ・・・ブルブル)」

紅明「兄王様・・彼女が例の子です」

？「うむ・・おまえは一体何ものだ？どこから来た？」

いきなりの質問攻め
「・・・」

僕が応えかねないでいると・・紅明さんが耳元で

「大丈夫ですよ落ち着いて応えてください」
と話しかけるが・・・

？「・・・じぃー)」

ギロリとした目がとても怖い・・体がまだ震えているよ・・これは彼の威圧なのだろうか


？「・・どうした？何故・・応えない？」

「・・っ・・し・・

知らない人に何でも教えるなと・・言われているもんですから・・」

僕は反抗するように精一杯の目でにらみ返してやった・・。

すると意外な反応で驚いたのか一瞬目を開けて口元を上げてニヤリと笑った。

怖いよ←

？「フッ)・・面白い小娘だな・・たしかにそうだな・・

俺は煌帝国の第一皇子「練・紅炎」だ・・
おまえの名前は？」

「・・雪奈です・・」

この人・・第一皇子だったんだ・・
ということは次期国王！？


なんか僕王族系によくあってないかな！汗)
これじゃあ・・心臓がもたないよ・・

紅炎「・・では単刀直入に聞こう・・

おまえはソロモン王の鍵の持ち主・・だな？」

ドックン

心臓が跳ね上がったように鼓動が聞こえた。
ヒア汗が止まらない・・
どうして・・そのことを知っているのだろうか・・