初めまして私夜神リクトと申します
生徒会の秘書をやっているものです。

私の１日は早朝の５時から始まります
初めは朝食の用意をして私の飼い主である
レム様を起こすところからいつもの日常がはじはじまるのです。

「おはようございますレム様‥‥」

レム「…リクトか」

不機嫌そうな顔で起きていらしたレム様
お着換えの支度をして
朝食をとっていただく
今日も人間として学生の中に紛れ込み
「禁断のグリモワール」についての情報を探す

それが私たち「悪魔」の目的なのです。

ローエン「へへへ‥‥わん！」

「ローエンおはようございます。朝食になります」

レムさまがローエンを拾って飼い始めてから私が面倒を見ているのです。

私と同様に独りになってしまった私たちを救ってくださったのは慈悲深いレム様の手があったからです。

本来なら私は人間界へ追放され
彷徨うことになっていたところをお救いくださったのです。

正直なところ人間になれるのであれば
追放されてもよかったのですが…それは胸の内に秘めておこうと思いました。

でないと‥‥この呪われた印から罰を与えられてしまうからです。

今日もリムジンで四皇學園へ向かう

「レム様今日のご予定はいかがされますか？」

レム「…そうだな、近頃あいつら（ヴァンパイアたち）が動き始めたというしな

情報を持っていそうな立華家の人間を呼び出そうと思う」

「‥‥立華家の人間‥‥ですか？」

レム「あぁ、幸いなことに二年生で通っているらしい‥‥名前は確か「立華リツカ」といったかな…どうやら彼女がグリモワールについて知っている鍵らしいからな」

「かしこまりました‥‥そのように手配をさせていただきます」