津々と雪が降り続ける冬の季節
特に今日は一番寒い日であった。

ある日僕は，いつの間にか人生をリセットされて赤ん坊からやり直しを受けていた。

でも、第二の人生はとても幸せというわけでもない。僕の中に宿る不思議な力のせいで

両親たちが僕を奇怪な目で見始めて物心ついたことろから殴られ、蹴られ召使のようにこき使われていた。

まずいはずもないごはんも僕に作れというから作ったのに

それをまずいといって無駄にする始末…。

一体だれがこんなことを望んだのだろうか？

これが生まれ変わる人生なのなら
僕は…前の世界にいたほうがよかった。

優しかった両親のいた世界に…。

でも今更戻る方法何てわからない。

だからこそ、死に物狂いで生きている。

ごはんなんて貰えるはずがない。
僕は両親が出かけているわずかな間に食べ物を見つけては隠れて食べる。

でもそれが見つかればまたキツイお仕置きという名の虐待が待っている。

僕はそんな二人の生みの親に怯えながら生きていた。

だが、もう身体が限界だったようだ。
ある日両親がいない間に僕は家を飛び出した

今まで家から出たことなかった僕は
この世界の外を知らなかった。

だけど、驚きもあったが家の外の風景の鑑賞に慕っている場合ではない
親に見つかる前に，逃げなければ…

どこか遠くへ…

今まで家から出たことが無かったせいもあって
運動不足な僕はすぐに息を切らして足を止める
心臓の鼓動がこれでもかというくらいに早まっている。

僕が逃げいる理由はあのまま家にいたら確実に死んでしまうからだ。


逃げろ…逃げろ…

もっと遠くへ！！

いつの間にか僕は意識を手放していた。
その時に身体が謎の白い光に包まれていたことを僕は知らなかった。