コナンside

組織との対決が一時的に休戦を迎えている今
優希は意識不明のままFBIの監視下の元に杯戸中央病院にて

キールこと水無怜奈と共に匿われている

灰原にはどう説明したらいいのかわからないが
ありのままを報告することにした

灰原「FBIのその赤井って人に感謝することね」

コナン「あぁー感謝してるよ…小五郎のおっちゃんと蘭を匿ってくれたおめぇーらにもな」
灰原「それより大丈夫？あの後毛利探偵に誰もガードをつけていないらしいけど」

コナン「その方が安全だからFBIの護衛は断ったよ…
せっかくおっちゃんとFBIは無関係と思わせられただろうに下手に護衛なんかつけたらやっぱりかかわりがあると勘ぐられて余計危険だろうからな‥‥」

灰原「そうだけど」

コナン「それにこっちには奴らから手に入れたカードが二枚残っているし…」

灰原「アナウンサーの水無怜奈さんね、意識不明で入院しているそうだけど‥‥もう一枚って誰のこと？」

コナン「‥‥…アラスカ‥…灰原「えっ？」工藤 優希俺の兄ちゃんのChordnameだ」

灰原「！？」

灰原は組織と出会った時のような青白い顔をしながらも強張らせた

コナン「‥…一時期兄ちゃんが音信不通でゆくえ不明になったときがあるだろう？」

灰原「えぇ‥‥」

コナン「その時にはもう既に組織に連れ込まれていたんだよ…」

灰原「っ！でも‥‥どうして？彼等が‥‥」

コナン「さぁ、俺も詳しいことはまだわからねぇけど

あいつがジンと接触した時の話を聞いて恐らく対等に戦える武術を持っているから役に立つと考えたんだろうな‥‥

その時には既に勧誘されていたらしいぜ？
憶測だけどな‥‥
こればっかりは兄貴が目覚めるのを待つしかわからないけどな

安心しろ今はFBIが護衛の下監視下に置きながら起きるのを待っているらしいから…起きたら知らせてくれるって言ってたし」

灰原「でもその病院がみつかったら‥‥」

コナン「大丈夫彼女の声でTV局に電話して長期休暇を取ったから

まさか奴らも入院しているとは思わねぇさ」

灰原「兎に角油断しないことね多分彼らは今も彼等の居場所を血眼になって探しているでしょうから‥‥」

コナン「あぁ、奴らならどんな手を使っても‥‥だろうからな」

だからよ‥‥兄貴‥…

早く目を覚ましてくれ‥‥またお前の声が聴きてぇ‥‥
あの日のこともっと詳しく知りてぇ

どうして俺に頼ってくれなかったんだよ…
俺がそんなに頼りねぇのか？