ジンはベルモットに拳銃を向ける

ジン「くどいぞベルモットお前…あの探偵と何かあるのか？」
ベルモット「あら‥‥？あったらどうなるの？」
ジンは取り出していた盗聴器を見ながら口角を上げて続ける

ジン「フン…まぁいい、こいつを仕掛けた奴はうかつにも指紋を残しているようだ…奴をやったうえで奴の周辺を探れば

誰の仕業かわかるだろうからな‥‥」

といった瞬間に後方から何者かによって盗聴器が狙撃された
幹部たちも驚き後方をみる
キャンティはスコープを除きながら「あのビルだよ」という
コルンは「後ろ八時の方向」と呟く

ウォッカ「ば、バカな…700ヤードは離れて！」
Ginはコルンからライフルを奪い取りスコープで狙撃場所を除く

ジン「赤井‥‥秀一！！」

狙撃した人物の名前を呟くと同時にもう一発銃弾を撃ち込まれた
その銃弾はスコープを貫き通してジンの左目尻に銃弾を掠らせた

赤井「また‥‥会えたな‥‥愛しい愛しい宿敵こいびとさん」


キャンティがライフルで何発か打ち込むもそれはあたりもしなかった
代わりにジンに二発赤井の打った弾が当たりよろける

ジン(FBI‥‥そいうことか)

ウォッカ「あ、兄貴…」
ジン「ずらかるぞ‥‥」
キャンティ「で、でも探偵とガキは！？」

ジン「構うな！急げ」

組織の連中はあわただしく逃げていた
その後ろ姿を偶然にも小五郎が見て首を傾げた。

ジョディたちが他の仲間に追跡を命令するがジェイムズは途中でにげられてしまうだろうがな‥と冷静につぶやいた。

ウォッカ「え！？さっきの銃撃FBIだったんですかい！？」

ジン「あぁ、俺たちははめられたんだよ…

随分前から俺たちがあそこに来ると踏んでねぇとあのビルの位置取りは出来ねぇからな‥‥」

ウォッカ「じゃあ毛利小五郎とFBIがつるんで…」

ベルモット「それはないんじゃない？

FBIにとって彼は私たちをおびき寄せるための、ただの餌でなきゃ仲間をあんな危険な目に合わせないんじゃなくて？

多分キールと彼が接触するという情報をききつけて二人が別れた後で

FBIがキールの靴に盗聴器と発信機を仕掛けたのよ…
万が一発見されても私たちが彼を狙うようにね‥‥」

ジン「フン)今はそいうことにしておこう、

毛利小五郎はお前のご贔屓の探偵のようだからな‥‥」
ベルモット「ありがとう」