二人のデート当日

朝九時僕の家に蘭ちゃんがやってきた
相変わらず新一は寝ているまったくあのバカ弟はいつまで彼女を待たせるんだ

「やぁ、おはよう蘭ちゃん今日も可愛いね」

蘭「おはよう優希。相変わらず朝早いねー」

「まぁね洗濯とかいろいろやらなくちゃいけないから‥

今新一まだ寝てるんだ‥すまないねいつもいつも苦笑)」
蘭「いいんですよ！どうせあいつのことだし、夜遅くまで推理小説でもよんでたんでしょうし？」

「…あはは‥・返す言葉もないな。取りあえずあがって？

朝ごはんでも食べていくかい？」

蘭「軽く食べてきたんで大丈夫ですよ？」

「そうかなら‥紅茶でも飲んで待っててくれないか？

今叩き起こしてくるから…」

と僕はリビングで蘭ちゃんに紅茶を出した後新一を叩き起こした。

蘭side

今日は空手の都大会で優勝したお祝いに最近オープンした
トロピカルランドへ連れて行ってくれると約束していた

時間の待ち合わせは10時なんだけど
どうせ新一のことだから夜遅くまで推理小説を読んで寝ていると思い
会えて9時にやってきて新一を叩き起こすところから始まるの。

新一の家に着くと出てきたのは新一の双子の兄の「優希」

新一と瓜二つの双子兄弟なのに‥どうしてこんなにも性格が違うのか

新一はただの推理オタクで目立ちたがり屋の探偵を名乗っているけど
お兄さんの優希は、謙虚で本当に頼れるお兄さんって感じだった

新一より優希のほうが探偵に向いていると私は思ったりしたことも
何度もあるくらい。

そして彼は私のあこがれの人…空手の手ほどきを彼から教わったのだ
昔小さいときに事件に巻き込まれそうになるのを優希が助けてくれたのだ

あの時は本当にかっこよかった…初恋の人…なのかもしれない
新一には内緒だけどね…

新一「なんだよ‥まだ一時間あるじゃねぇか‥」

と眠たそうにしながら起きてきた新一に思わずため息が出る
蘭「はぁ‥やっぱり寝てたのね‥」

「まったく蘭ちゃんに迷惑かけるなよ？デートの前日くらい早く寝て
たまには蘭ちゃんを驚かせたらどうだ？」

新一「うっせぇーな…」

と不機嫌そうにぼそりと呟く
「ほらほら、あんまりのんびりしてたら遊べなくなるぞ？

ご飯作ったからたべてさっさと支度してこい！」

数分後10時ぐらいになり新一の準備が出来て私たちは玄関を出た

「それじゃ気を付けて行ってこい！」

ボソッ)コースター乗った後は気を付けろよ

何か新一に言っていたのは聞こえなかった