‥‥組織に潜入してから早くも数週間が経った
僕の正義感の心を押し殺し、ジンから与えられた任務を淡々とこなしていった。

そんな僕の働きぶりをみてジンがボスに報告したらしく
新たなコードネームをもらった。

コードネームは「アラスカ」というらしい、

アラスカはGinをベースにしたカクテルで意味は偽りなき心
僕はまだまだ子供だけど…やるべきことが今‥‥

始まっただけのこと‥‥

この間コードネームをもらうときに僕の手は既に汚れてしまった
キャンティとコルンにスナイパーとしてのぎじゅつを教え込まれた
ライフルに関しては組織の中でピカ一らしい

二人の一番弟子となった。
まだ探り屋のバーボンがいるらしいが、あったことはない。

最初に受けた「土門康輝」の情報の詳細をハッキングで入手し
ジンに渡した後、僕は後半でキャンティたちのサポートということで別の位置に配置した。


場所は杯戸公園‥‥その広場でキールがアナウンサーとして呼び出しそこをキャンティが狙撃する。

‥‥僕は何かあったときのための補佐要因だ。

気は進まないが‥‥仕方ない‥‥
足枷は外してもらっているが首輪のチョーカーは鈴がチリンとついていてチョーカー事態が発信機の役割をしているらしい。

だからたとえ足枷を外しても逃げ切れないというわけだ。
もう逃げることなんてしないよ‥‥

皆を護るためだから‥‥

僕は遅れてその場所へ向かったそしてその近くの屋上ビルから
ターゲットにライフルスコープで狙いを定めた

耳にはインカムをつけた。


「こちら…「アラスカ」配置ついた」

Gin【あぁ、こちらも既に向かっている。お前は補佐要因だが、

油断するなよ？へますればお前もあの世逝きだからな…」

「‥‥わかってる」

スコープで彼らがターゲットをポイントに誘い込むように仕向ける
それを僕らが撃つという作戦だった‥‥

しかし、キールこと水無怜奈がターゲットに近づいて目標地点までついて座らせようとしたところで

何故か雨が降り出してしまった

雨が降り始めたせいで野次馬たちが傘を開き視界に邪魔が入る。
‥‥っ。

こんなことが出来るのは‥‥新一ぐらいだが‥‥

新一が雨を降らせるなんてことできるのか？

そんなことを思いながらスコープで弟の姿を見つけるとそばには金髪のメガネの女性が一緒にいた

彼女は確か英語教師のジョディ先生だったはず
持っているのは拳銃‥…

やはり彼女はただの英語教師ではなかったようだ。


雨が降り出しているが、こちらは雨が降っていない
だとするとスプリンクラーでも壊して雨のように降らせて邪魔をした‥‥といったところか‥‥さすがだ新一‥‥。


≪ジン‥…これからどうする…？このまま狙撃するか？≫

ジン≪嫌…傘があっては確実に仕留める確率が減る≫

ウォッカ≪しかし妙ですね…こっちは雨なんか…≫

と言いかけたところで僕たちがいるところも雨が降り始めた
まさに恵みの雨…といったところか‥‥

僕はライフルをケースにしまった。
アラスカ≪さて、これで僕の任務が無くなったわけだし

僕は引きあがらせてもらうよ≫

弟を見つめながら立ち上がるとジンの制止の声がかかる。
ジン≪待て‥‥キャンティ・コルン一旦引き上げろ…一時間後例の場所で待ってるぜ‥‥お前もだ…アラスカ≫



≪‥…≫

これから始まる暗殺劇第二幕粗筋（シノプシス）が…

引き上げようとした際にコナンはキールが偶然脱げた靴を拾ったのと同時にキールの手が降れてコナンがいることがバレてしまった

キール「ボウヤ‥‥まさかわたしをつけてたの？」
コナン「違うよ‥‥偶然…たまたま」
キール「そう…ありがとう…靴を拾ってくれて助かったわ」

そういうとディレクターに代役を頼むように頼んだキール
そして彼らは別の場所へと移動した。

僕もGinたちが待つという例の場所へ移動した。

じゃあな‥‥新一‥‥

心の中でお別れを言ってその場を後にした。