それから数時間後暇すぎて寛いでいるとコンコンとノックが聞こえた
ガチャリと入ってきたのは‥‥ベルモットだった。


ベルモット「…はぁーいcoolGuy‥…久しぶりね‥‥」

「‥‥貴方は…？」

一応知らないふりをしておく
ベルモット「あぁ、そういえばこの姿で会うのは初対面ね…

私のコードネームは「vermouth」よ…あなたとこんなところで再会するなんて…思いもしなかったわ」

と少し悲しそうな目でこちらをみるベルモットに首をかしげる
再会って‥‥あったことがあったか？
「僕は…」

ベルモット「あぁ、自己紹介は不要よ‥‥あなたのこと一応知っているし…それに貴方は覚えていないでしょうけどアメリカで一度会っているしね‥‥」

「アメリカで？‥‥あなたもしかして中学の時にあった

クリスヴィンヤード？」

ベルモット「えぇ、表向きはね…そうよ…」
「大物の女優がこんなところにいて大丈夫なんですか？」

ベルモット「心配してくれるの？ありがたいけど心配はないわ

それよりあなた自分のことを心配しなさい…」

と母親のようのにいうベルモットに拍子抜けしてしまう。
「それより何しにきたんですか？」

ベルモット「貴方の様子を見に来たのよ‥‥」
と談笑にちかい会話をしているとジンが戻ってきた

ガチャリ

ジン「‥‥なんでお前がいる‥‥」

鋭い視線をベルモットに向けているが当の本人は平然としている
ベルモット「あら？いちゃいけない理由があるのかしら？
この子が組織に入ったというから様子を見に来たのよ」

ジン「知りあいなのか？」
ベルモット「えぇ、まぁね‥‥それより貴方こそこんなところに来るなんて珍しいじゃないの‥‥任務は？」

ジン「今日のは終わった…てめぇには関係ねぇ…

それよりこれからはこいつをつけてもらう」

そういって手枷が外れたかと思えば足枷に変わった
ご丁寧に鎖までついている鎖は歩きやすいように少し長めになっている

これじゃあまるで奴 隷みたいだ‥‥
ジンはそれと…とこいつをつけてもらうといい差し出したのは首輪だった‥‥

それは絶対に嫌だな‥‥飼い猫みたいじゃないか
しかもデザインが悪趣味だ…
顎の位置ラインにダイヤのような不自然に模様がついている
これは‥ダイヤに気を取られていたら首につけられた
カチャリ
「なっ！！」

ジン「‥‥こいつには発信機と盗聴器がついている

うろちょろされて隠れられたら面倒何でな…」

ベルモット「相変わらず悪趣味ね‥‥」
ジン「ふん…何とでも言え…これからアジトを一通り案内する」

ついてこいと言われて僕は裸足のままジンに渋々ついていった
ジン「てめぇには基本を覚えてもらう狙撃ができればそっちもやってもらうつもりだが‥‥初めは情報収集からやってもらう。

狙撃はキャンティとコルンに見てもらえ…」

そう言いながらあたりを見渡していく
アジトの中は薄暗くて電気も殆どついていない
そして厳重なセキュリティシステムが搭載されているようだ
1つ1つの部屋にカードを通し暗証番号を入力して指紋をつけないと入れない仕組みになっているようだ

これはうかつにどこにも入れないな‥‥

「わかった‥‥」

ジン「テメェの部屋はここだ‥‥」

ガチャリと扉が開かれた部屋はシンプルな部屋だった
冷蔵庫やベット…そしてパソコンと机といすが置かれていた。
トイレと風呂もおかれているワンルーム

ジン「特訓のときは俺達から声がかかるそれまでは与えられた任務をこの部屋でやれ‥‥
何度も言うが‥‥変な行動をとろうとすればテメェの周りの人間が一人ずつ消えていく…そう思え」

「‥‥コクン)」

返事の代わりに頷いた。
ジン「それと…さっそくだが‥‥情報収集してもらう」

こいつがその資料だ…といって顔写真がのっていた
「この人は？」

ジン「そいつの名は「土門康輝」だそいつが数日後どこで何をするのか詳しい情報を調べ上げろ」

「‥‥わかった。」

ジンが部屋から出ていきさっそく仕事が始まった
パソコンは一応得意だがこいつはハッキングをしなくてはいけなさそうだ