あの日は‥…土曜日で空手の稽古も休みのため久しぶりにOFFだった僕は弟とその友達の探偵団たちに誘われてスキーに行くことにした

博士は保護者の代わりに行く予定だったのだがどうやら風邪をひいてしまったらしいので代わりに現場で保護者役をしてほしいらしい‥‥
代わりと言ってもまぁ僕も一応は子供のためハカセは行くだけという形になる
スキーは久しぶりだがスキー教室で難なくすれて蘭ちゃんたちに流石と言われたこともあったために自慢じゃないがそこそこすべれると思う。

バスの一番後ろの後部座席にすわりその前の席にコナンと哀ちゃん
その右側に博士と歩美ちゃんその前の席に光彦君と元太君が座った。

何かといつも元気な子供たちである。
何時ものように談笑していると

ジョディ「ハァーイ！クールキッドまた会いましたね！」

と乗車してきたのは我が帝丹高校に臨時で入った英語教師ジョディ・スターリングさんだった。
その隣には新出先生までもがいた。

新出先生は保険の先生である。
コナン「ジョディ先生！！」
ジョディ「…Oh!ミスター工藤も一緒だったんですねー」

とコナンの後ろにいた僕に振ってきた。
「…えぇ、まぁ子供たちの付き添いで‥‥」

何だかんだ言いながらもコナンたちの前の席に座る二人の先生
どうやら二人はデートだといっているが目の前に生徒がいるから誤解されるといけないと控え身に否定する新出先生

そしてさらに次の駅ではユニット帽子をかぶった目つきの悪い男の人がマスクをしながら僕の隣の席に座った。
どこかでみたことがあるような気がしたが気にしないことにした。

そしてよく考えてみたらこの後何か起こるんじゃないかと思い出そうとしたが前世の記憶があいまいになってきてしまっているのかすぐに思い出せなかった。

その時だったスキーウェアを来た男たち二人がバスジャックを起こした。
バスの中はパニック状態だった。

犯人の正体は先月あたりに爆弾を作って宝石店強盗をした強盗グループの一人を解放することと要求してきたことで

残りの残党だということが判明した。
生憎僕は一番後ろの窓際にいるためにすぐに空手でのしてしまうことは不可能だ
ましてやこの乗客がいる中で銃弾を避けることができるが
他の乗客に当たってしまうことがあるために下手に動けない。

携帯を回収しはじめたが故障中で持っていないと言い張った。

コナンに至っては小型の電話機で目暮警部に連絡しようとするが何故か犯人にすぐにばれてしまい没収されてしまったことから
二人以外にも乗客にまみれた共犯者がいるということがわかった。

目暮警部たちもバスジャックされている付近に刑事たちを配置し状況を探っていた。
拳銃を所持していることから釈放をやむなくされ犯人の要求をのむことにしたのだ。

犯人たちは要求がとおったときそのスキー板を二枚たてに二つ並べていたのを不審に思いコナンがそっと近づくがやはりばれてしまう。

犯人「早く殺してほしいんだな…望み通りにしてやる」
子供たちが声を上げる僕も助けに行こうと身体を動かそうとしたとき隣の乗客に止められた

「‥‥え？」

男は鋭い目つきで首を横に振った。
その時だった新出先生がコナンを庇ったおかげで何とか見逃せてもらえたようで安どのため息を吐いた。

あれにあたったらどうするんだという発言でこのスキー板の中身は爆弾だということが判明した。

哀ちゃんの様子がさっきからおかしい‥‥
恐らくこのバスの中に組織の仲間がいるのであろう。

灰原(いる‥‥あのひとがやっぱり組織の人間…？

私を追ってきたの？それとも偶然？こんなところで私の正体に気づかれたら…組織を抜けた裏切り者だとわかったら私と一緒に乗ってきた博士もみんなも…そして勿論…この人(コナン)も

…私の後ろに座っている愛するあのひとも‥…確実に‥‥

お願い…お願いだから見つからないで)

コナンも哀ちゃんの様子がおかしいことに気づき組織の仲間がいるのではないかと勘づきはじめたのだ。

コナンはこれで蹴りをつけようとジョディ先生から口紅を受け取り策戦を開始させた。

新出先生と僕の隣にひいた人が犯人の代わりに服装を変えた。
そしてさらに人質をもう一人とらせてもらうということでガムをずっと噛んでいた女の人が人質に取られてしまった…。
恐らくあの人が共犯者なのだろう。

バスがトンネルを抜けた時に行動に出た
コナンは爆弾に口紅で「STOP」を逆に書いて運転手にみえるようにした

コナン「早く！！」
と促すと運転手は急ブレーキをかけたバランスが崩れて犯人たちが倒れこむ。
コナン「新出せんせいその女の人を捕まえて女の人が付けている時計が爆弾の起爆装置だ」

というと犯人の男の一人が拳銃をコナンに向けた
僕はその男の手首を狙い足を振り上げて遠ざけた。

そして軍神の回し蹴りをくらわすと一人が伸びた。
「はぁぁああー！」

「大丈夫か！コナン」

コナン「あ、うん…ありがとう」
ジョディ「oh!もう一人のかたも降参ですねー！」

もう一人の人はジョディ先生が取り押さえてくれたようだ。
「ジョディさん‥‥あんた一体‥‥」

ジョディ「shhhIt's a big secert.I'm sorry,I cant tell you…秘密よ秘密、残念だけど教えられないわ…

A secret makes a womanwoman女は秘密を着飾って美しくなるんだから‥‥」

その後停車されたバスの中で爆弾の装置が作動してしまったことを知らされてみんなが慌ててそのバスから逃げるように飛び出した

コナンたちも歩美ちゃんたちの腕を引っ張りながら逃げるが
歩美ちゃんが哀ちゃんがいないことに気づいた
コナンが戻ろうとしたのを止めた

「僕が行く…僕の方が早いからな…」

コナン「でも!!」

「安心しろ僕は何が何でも守り通すと決めたんだから」

僕は再びバスの中へと走っていった

哀ちゃん…バカなことをするんじゃない！

灰原side
そう‥‥これが最善策だったのよ…
この場は助かっても事情聴取の時に否が応でもあの人と鉢合わせになる

このまま私が消えたら彼からみた組織とのみんなとの接点は消滅する。わかってたのに…

組織を抜けた時から私の居場所何てどこにもないことはわかってたのに‥‥

馬鹿だよね‥‥私…バカだよね…お姉ちゃん‥‥


「あぁ、君は本当にバカさ！」

えっ！？
パァアアンと銃声が聞こえて私の手は大きな手のひらに捕まれて宙にういた。
誰かに抱きかかえられているようだ。

「君の居場所ならある‥‥僕がその居場所ぐらい作ってやるさ！！

だから生きることをあきらめるな！！」
パリィイイン

ドォオオオオン

僕が銃で窓ガラスを割って飛び出したのと同時に爆弾が爆発した。
まさに危機一髪だったな‥

「はぁ‥‥はぁ‥‥」
高木「優希君！」

歩美「優希お兄さんー！哀ちゃんー！！」
「この子怪我をしてるんだ…博士やみんなと病院へ連れてって上げてくれ」
高木「えっ！？」

「事情聴取なら僕が一人で受けるだから…頼む！！」

高木「あ、あぁ」
哀ちゃんは高木刑事に抱きかかえられた

「逃げるなよ…哀ちゃん…自分の運命から…」

そして病院に行くように促した
その後ジョディ先生に007みたいだと言われてどうして共犯者がわかったのか推理をしてみせると流石は工藤新一のお兄さんですねーと言われた。
その後新出先生に治療を受けてから事情聴取だよと言われて頷いたその様子を彼が見ていたのを知らずに