コナン「ケガは！？」

「…あ、あぁ大丈夫だ‥‥それよりここから離れようか…」

コナン「あ、アァ‥‥後でちゃんと説明してもらうからな…」
といって博士のうちにやってきた。

博士がいきなりどうしたんじゃ？優希まで一緒に来て…何かあったのか？
と心配そうに聞いてきた

コナン「大事な話があるんだ…灰原は…？」
博士「アァ‥・地下の研究室にいるはずじゃ…」

呼んでくるか？と聞いてきたがいいと首を横に振った
コーヒーを出されてお互いに向き合ったところで先ほどのできごとを説明した。

新一のところへ向かう途中で銃声が聞こえたこと。
例の組織との接触をしてしまったこと。
ジンとの対峙戦になってしまったこと。
そしてFBIの一人に助けられて走り去ったところでコナンがきたこと。すべてを話した

勧誘の件は言わなかった…
余計な心配を賭けたくなかったからだ‥‥

コナン「バァーロ！なんでんな無茶をしたんだよ…

一歩間違えれば殺されちまってたかもしれねぇーんだぞ！！」

と怖い顔で言っていた。
「…あの時は無我夢中だった。兎に角生きて新一のところに帰んないとって…思った…

ただ‥‥それだけさ」

悪かったと新一の頭を撫でれば顔を赤くしながら手振り払った
照れ隠しだな…苦笑)
コナン「それで‥‥これからどうするだよ…おめぇうかつにうろついたら…また…」

灰原「そうね…また狙われてしまうのでしょうね」

といつの間にか哀ちゃんが僕たちの話を立ち聞きしていた。
コナン「灰原！！」

「哀ちゃん‥‥いつから？」

灰原「貴方が説明しているところからよ…」
コナン「殆ど最初からじゃねぇかよ…」

と呟いたのを鋭い視線でコナンを睨む。
灰原「あなた…大丈夫なの…？組織に目を付けられるなんて…もしもお兄ちゃんに何かあったら‥‥わたし」

と震えた声で僕に近づいてきた。
彼女を抱きしめて頭を撫で安心させるようにいう。

「大丈夫だ…FBIが保護してくれるようなことをいっていたから

また何かあれば連絡してくれと言っていた。近いうちにもう一度会いに行ってくるよ…その人に…だから安心しろ」

哀ちゃんはコクンと頷いた。
この子は本当は素直でかわいい子なんだ…それを僕は知っている。
哀ちゃんの甘えた姿を見てコナンの目が点になってポカーンとしている。

クク…なんだその顔‥‥博士までもが目をぱちくりさせていたからまた面白い‥‥
まぁ取りあえずは彼女たちの元に生還できたことを喜びますか！