だから‥‥負けるわけにはいかない

ジンが瞬時にこちらに近づいてきた突然のことで驚きながらも
ジンの右足からの上段蹴りを左腕で受け止めてそれを受け流し鳩尾に一発一撃を食らわせようとするがそれを受け止められたため
その掴まれた腕を片方の腕で手刀しその場から離れると

背中にこつんと何かが当たった。
後ろを振り返ると壁際だった

「っ！しまっ‥‥」
ジンが口角を上げたかと思えばまたこちらに急接近してきた
壁に追い詰めるのが目的だったようだ‥‥。

ッチと思わず舌打ちをした。
足で振り払おうとする前に両足の間に足をいれ両腕が拘束されて
顔の上に方に持ち上げられてしまった。

ジン「‥‥フン…形成逆転だな‥‥」

「‥‥くっ、離せ！！」
拘束を逃れようと全力でもがいてみるがこの男の拘束が解かれるどころかさらに強くなってしまう。

ジン「まぁ俺相手によくここまで動けたな…流石は最強とも言われた空手家…というべきか‥‥

だが、俺の策略にはまり囚われたんじゃあ意味はねぇがな…」


ジンに囚われてしまい身動きが取れないでいる最悪な事態でいる優希‥…
そのころジョディ先生のことで呼び出していたコナンは約束の時間が過ぎているのにくる気配がないことにそわそわしながら心配していた。

そんなコナンを見かねた蘭が声をかける

蘭「どうしたの？コナン君」
コナン「え、‥‥あ、いや…優希兄ちゃんとホームズについて語ろうと思って約束してたんだけど…

その約束の時間が過ぎてるのに…遅いな…って思ってさ…あ、あはは‥」

と苦笑いしながら答えるコナンに蘭は「‥‥変ねあの優希が約束時間によっぽどのことが無い限りは遅れるような人では無いんだけど‥‥」

何かあったのかしらと心配する蘭に電話してくるねとコナンは外に出た。何か言おうとしている蘭を無視して聞こえないふりをして外にでてスケボーを持ちながら携帯に電話をかけるコナンの表情は何かあったのではないかと嫌な予感を横切らせていた。

コナン(どうしちまったんだよ‥‥兄貴‥‥頼む出てくれ)

通話ボタンを押して応答を待つがいつもならすぐにでる彼が携帯になかなか出ずにずっと呼び出し中であった。

くそっ…とこぼしながら追跡メガネをONにして優希の携帯のGPSから居場所を探す‥‥そこは‥
コナン(何で優希がんな路地裏にいんだよ)

と思いながらもスケボーを走らせる。

コナンがスケボーを走らせながらこちらへ近づいてきている時
メガネで位置を確認しながら目的地へ急いでいると
パァアアアンと銃声らしき音が聞こえてコナンは目を見開く

コナン(銃声！？‥‥くそっ優希無事なんだろうな…)

無事なことを祈りながらスケボーをさらに加速させる。

コナンside end