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劇場版:迷宮の十字路
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第三者side
曇っていた空が晴れ曇天から満月が夜を照らす
夜の寺の中にパチパチっと燃える火が音を立てる
赤くともされた中で待っているのは仮面をつけた犯人の男と先に目を覚まして囚われていた和葉の二人の姿だった…
両手は後方で縛られており
左の手首を男が掴んでいた
「遅いな‥‥」
和葉「罠やとわかっててそう簡単に来るわけないやん」
「どうかな…臆病風にふかれたかもしれへんぞ」
と静かに答える。
桜の花びらが舞う中で門から現れた一人の陰に和葉は「平次」と叫んだ…
手に持っていた木刀を地面に突き刺し
帽子の鍔を掴んで声を出す
平次「てめぇ!和葉に手ぇ出してねぇやろうな!」
和葉はその時に何故か平次に少しの違和感を覚えるが大丈夫やでと答える
平次「‥‥あいつの姿が見えへんな…どこにおるんや!」
「‥‥今はまだおねんねしている頃やないかな?
まぁ起きたとしても自力で来るのは無理やろうかな…」
平次「なんやと!あいつも出せ!無事な姿を見るまではお前が求めてるもん渡すわけにはいかんな」
「っ!」
和葉「‥‥平次?優希君やったらきっと大丈夫や
男の人がいうてたで
スタンガンで気絶してるから大丈夫やて
もし起きたとしても鎖で拘束してるさかいに…って」
平次「‥‥っ!そうか…ならさっさとこちらの要件も終わらせてあいつを助けにいかんとな」
平次がポケットから出し顔の前に出したのは小さなヒカル透明な物体だった
平次「あんたが本当に欲しかったもんはこれやろ?」
男のは仮面をつけていてわかりづらいが顔の色が変わったのがわかる。
男「っ!!」
平次は見せびらかした後ポケットに再びしまい
推理を披露した
平次「この水晶玉を取り戻すためにあんたは昨日この山で俺を襲ったんや失敗したみてぇやけどな…
次にあんたは宝を独り占めするために先斗町の茶屋で桜さんを殺しにかかった
何故祇園や宮川町やのおて先斗町を選んだか
それはあそこの茶屋だけ裏に川が流れているからや」
和葉「川?」
平次「アンタは納戸で仏像を探していた桜さんを殺したあと警備会社が迷子や盗難防止に使う端末と凶器を一緒に
ペットボトルに入れ捨てた
そして後から携帯電話で警備会社のホームページにアクセスして端末の位置を調べ回収したんや
その後であんたは大阪に戻る俺を待ち伏せして
同じ短刀で殺そうとした
この殺しは和葉に邪魔されて失敗したけど
わざと凶器の担当を残して容疑者から外れようとした
犯人は短刀をもってあのお茶屋に逃げた誰かだと思わせるために‥‥そうやろう?
「西条 大河」さん!!」
西条「いや武蔵坊弁慶といったほうがエエかもな」
男は仮面と布を取りはずし顔をあらわにした
西条「さすがわ浪速の高校生探偵服部平次やな
何でおれやとわかった?」
平次「アンタが弓をやってるのを隠してるからピンときたんやあんたは正座するときに右足を半歩引いてから座った
あれは「半足を引く」いうて弓をやるもんがたまに癖でやってしまう座り方や
それと弓をやってるものについて聞かれたときあんたはうっかり「やまくら」といいかけた」
西条<そういえば‥‥やまくら>
平次「あれは女将さんの山倉さんのことではなく
弓の枕弓を引くときに矢を乗せる左手親指甲の第弐関節のことや恐らくあんたはこう言おうとしたんやろう?
「そういえば矢枕を怪我してはりますよ?
千賀鈴さんが」ってな‥‥矢枕なんて言葉しってんのは
弓をやってるやつしかいねぇーからな
ちなみに竜円さんは弓の素人や「つる」のことを「げん」ゆうてたからな‥‥」
西城さんは観念したのか…これまでのことを語り始めた
竜円たちと町の剣道場に通っていた
だがある時義経流ゆう古い流派が京都にあることを知った
西条は独学でそれを勉強したらしい
弐年前に剣道場をやめて、自らの後継者を名乗った
そして西条さんは弁慶より義経が好きで義経になりたかったほどらしい。
義経は頭に取られてしまい盗賊団で一番上に立っていた西条さんは弁慶の呼び名をつけられた。
仏像を独り占めにしようとしたのは金のためらしい
洛中に道場を作るためにこの寺を頭が住職していた
廃寺なったあとも管理は頭がしていたが三か月前に頭が死に寺が壊されることになり道場として使われないようになるのが嫌だったらしい。
曇っていた空が晴れ曇天から満月が夜を照らす
夜の寺の中にパチパチっと燃える火が音を立てる
赤くともされた中で待っているのは仮面をつけた犯人の男と先に目を覚まして囚われていた和葉の二人の姿だった…
両手は後方で縛られており
左の手首を男が掴んでいた
「遅いな‥‥」
和葉「罠やとわかっててそう簡単に来るわけないやん」
「どうかな…臆病風にふかれたかもしれへんぞ」
と静かに答える。
桜の花びらが舞う中で門から現れた一人の陰に和葉は「平次」と叫んだ…
手に持っていた木刀を地面に突き刺し
帽子の鍔を掴んで声を出す
平次「てめぇ!和葉に手ぇ出してねぇやろうな!」
和葉はその時に何故か平次に少しの違和感を覚えるが大丈夫やでと答える
平次「‥‥あいつの姿が見えへんな…どこにおるんや!」
「‥‥今はまだおねんねしている頃やないかな?
まぁ起きたとしても自力で来るのは無理やろうかな…」
平次「なんやと!あいつも出せ!無事な姿を見るまではお前が求めてるもん渡すわけにはいかんな」
「っ!」
和葉「‥‥平次?優希君やったらきっと大丈夫や
男の人がいうてたで
スタンガンで気絶してるから大丈夫やて
もし起きたとしても鎖で拘束してるさかいに…って」
平次「‥‥っ!そうか…ならさっさとこちらの要件も終わらせてあいつを助けにいかんとな」
平次がポケットから出し顔の前に出したのは小さなヒカル透明な物体だった
平次「あんたが本当に欲しかったもんはこれやろ?」
男のは仮面をつけていてわかりづらいが顔の色が変わったのがわかる。
男「っ!!」
平次は見せびらかした後ポケットに再びしまい
推理を披露した
平次「この水晶玉を取り戻すためにあんたは昨日この山で俺を襲ったんや失敗したみてぇやけどな…
次にあんたは宝を独り占めするために先斗町の茶屋で桜さんを殺しにかかった
何故祇園や宮川町やのおて先斗町を選んだか
それはあそこの茶屋だけ裏に川が流れているからや」
和葉「川?」
平次「アンタは納戸で仏像を探していた桜さんを殺したあと警備会社が迷子や盗難防止に使う端末と凶器を一緒に
ペットボトルに入れ捨てた
そして後から携帯電話で警備会社のホームページにアクセスして端末の位置を調べ回収したんや
その後であんたは大阪に戻る俺を待ち伏せして
同じ短刀で殺そうとした
この殺しは和葉に邪魔されて失敗したけど
わざと凶器の担当を残して容疑者から外れようとした
犯人は短刀をもってあのお茶屋に逃げた誰かだと思わせるために‥‥そうやろう?
「西条 大河」さん!!」
西条「いや武蔵坊弁慶といったほうがエエかもな」
男は仮面と布を取りはずし顔をあらわにした
西条「さすがわ浪速の高校生探偵服部平次やな
何でおれやとわかった?」
平次「アンタが弓をやってるのを隠してるからピンときたんやあんたは正座するときに右足を半歩引いてから座った
あれは「半足を引く」いうて弓をやるもんがたまに癖でやってしまう座り方や
それと弓をやってるものについて聞かれたときあんたはうっかり「やまくら」といいかけた」
西条<そういえば‥‥やまくら>
平次「あれは女将さんの山倉さんのことではなく
弓の枕弓を引くときに矢を乗せる左手親指甲の第弐関節のことや恐らくあんたはこう言おうとしたんやろう?
「そういえば矢枕を怪我してはりますよ?
千賀鈴さんが」ってな‥‥矢枕なんて言葉しってんのは
弓をやってるやつしかいねぇーからな
ちなみに竜円さんは弓の素人や「つる」のことを「げん」ゆうてたからな‥‥」
西城さんは観念したのか…これまでのことを語り始めた
竜円たちと町の剣道場に通っていた
だがある時義経流ゆう古い流派が京都にあることを知った
西条は独学でそれを勉強したらしい
弐年前に剣道場をやめて、自らの後継者を名乗った
そして西条さんは弁慶より義経が好きで義経になりたかったほどらしい。
義経は頭に取られてしまい盗賊団で一番上に立っていた西条さんは弁慶の呼び名をつけられた。
仏像を独り占めにしようとしたのは金のためらしい
洛中に道場を作るためにこの寺を頭が住職していた
廃寺なったあとも管理は頭がしていたが三か月前に頭が死に寺が壊されることになり道場として使われないようになるのが嫌だったらしい。