「このまま二人いれば仲間を呼ばれたときに不利になる

君が見つけたのは犯人に結び付く証拠だ

だから、頼む。それを平次たちのところへ届けてくれないか？」

和葉「でも…そんなん無茶苦茶やん！

そんな状態の優希をおいてけへん！」

と首を立てに振ろうとしない彼女。
男はしびれを切らしたのか僕たちに襲い掛かってきた
僕は背後にいる彼女を押しのけて
相手の攻撃を受け止める

そしてさらに上段蹴りをくらわす

「はぁああー！」

相手はよろよろと後ろへ下がる
「今のうちに逃げろ！！ここは僕が引き受ける！！」

和葉「でも‥‥」

男は逃がそうとしているのを察して彼女に襲い掛かろうとするのを僕が身体を張り止めに入る
その間に念を押すようにしてもう一度叫ぶ

「早く！！」

和葉「‥‥う、うん‥…わかった。

優希気を付けや！負けたら承知せえへんで！！」

「ああ」と強くうなずき返し彼女が去っていくのを遠くで見送ると僕は相手に集中するために深呼吸して空手の構えをとる。



「‥‥さぁて、あんたには一緒に来てもらおうか？」

男「‥‥ふっふっ)‥‥ガキ一人に何ができる？」

「僕はもうガキという年齢じゃないし、僕は武道の心得もある相手を見た目で判断すると痛い目みますよ？

‥…西条 大河サン‥‥‥」


男「っ？！‥…お前‥‥西条というのはだれだ？」

悪魔でもとぼけるつもりらしい‥‥

僕は一通りの推理を披露すると正体を現した

西条「‥‥クックッ)さすがやな、そこまでみぬいっとったか‥‥さすがわあの「高校生探偵工藤 新一の双子の兄にして最強の空手家屋」やな‥‥」

「っ！？‥‥ぼくのこと調べたのか…？」

西条「あぁ、西の服部君と同等に頭がキレる君が来たとすれば警戒するのはあたりまえやろう？」

「‥‥フッ)‥‥なら、諦めて捕まってくれないかな？」

西条「それは出来ひん相談やな…それに君はもう「生かしておく必要はない…」‥‥だが」

「っ‥‥！むぐっ‥‥！」

背後に仲間がいたことに気づかずに睡眠薬が混ざったタオルを口と鼻に当てられてしまい意識が朦朧とする

西条「君には…まだ「やることがある」…そのために一緒に来てもらうで」

彼の言葉を最後に意識を手放した。