警察に通報しようと竜円さんが言ったらしいが
縁が合ったらまた戻ってくるかもしれないと住職に止められたそうだ。

それから八年の歳月が流れ五か月前寺の郵便受けに手紙が入っていたらしい
切ってもなく差出人もない。

ただ寺の名前のみが書かれていた。
そしておじさんが封筒の中をあけると二枚のコピー用紙が入っていた

小五郎「「この絵の謎を解けば仏像のありかがわかる」…っ！？なんじゃこの絵は‥‥」

ひな壇のような部分にところどころに絵が描かれていた。
ヒントもなくこれだけで謎を解けというのだ。

僕はこの内容から察するにもう、映画に突入したのかと思った
確か名前は‥‥京都を舞台にした平次の映画だったな。「迷宮の十字路」だったか‥…

その頃服部は京都に事件の調査のためにやってきていたが
手がかりがなくバイクに乗ろうとしたが直ぐ近くでひったくり事件が発生した

隣にあった店の暖簾を使って犯人の弁慶の泣き所に偶然に当たり
自転車に乗っていた犯人が派手に転んで足を庇いながら逃げていった
平次「弁慶の泣き所や‥‥痛いであれは…はいこれやろ？おばちゃん」

鞄を手に取り持ち主に返した。
持ち主は着物を着ていた女性だった。

宮川町でお茶屋をしている「山倉 多恵」というらしい。
名刺を差し出した。それを受け取る平次

隣にいた若い舞妓さんにも名刺を出すように言うと
ええと答えて平次に差し出す

千賀鈴「千賀鈴どすよろしゅうおたのもうします」

と言って差し出すときに親指に伴奏子を張っているのが見えて
目を光らせた。

お礼がしたいといっていたが大したことはしていないというこで
平次はバイクにのり去っていた
山倉さんが今度遊びに来てくれと告げた。

平次が去っていく様子を
物陰から見ていた人物がいた‥…

「‥‥‥」


夕刻になりその頃僕たちは
おじさんと共に絵の謎を解くために紙とにらめっこをしていた

小五郎「ン―‥…なんなんだよ…この絵は」

コナン「一番上の五段目に書かれているのはセミと天狗と金魚だね」
蘭「その下の四段目に書かれているのは鶏と‥‥土壌かしら？」

園子「黄色い土壌何て気持ち悪い」
「‥‥金魚の下に点が書かれているな‥‥」

園子「ただのシミでしょう？」

おいおい‥‥そんな簡単に片づけていいのかよ…汗)

蘭ちゃんが明後日までに見つけられるのか？と心配そうに尋ねると
おじさんが「謎のでも何でもねぇ」と顔の頬をひきつけながら紙とにらめっこしていた…

僕とコナンは「おいおい本当かよ」と思った。
僕たちは双子…思っていることも似ているもんだ…

園子ちゃんがおじさんに謎を任せて京都見物しようという提案をしていた。
蘭ちゃんが和葉ちゃんに連絡して案内してくれることになっているらしいが、平次は用事で来れないらしい‥‥

蘭「コナン君と優希も来るでしょう？」
コナン「あ、ううん！僕と優希兄ちゃんはちょっと出かける用事があって」

蘭「あら…そうなの？」
と僕の顔を見ていた

あれ‥‥？おかしくないか？ここで近所の子たちと川に釣りに行く約束をっていうんじゃなかったっけ…？

まぁいいや‥‥

「あ、そうなんだ…すまんが二人だけでいってくれるか？」

蘭「‥‥そう、わかったわコナン君のことよろしくね」

「あ、あぁ」

苦笑いしているだろう‥‥
園子「本当に妙に仲がいいわね…あんたたち」

僕たちはあははと苦笑いしている。
まぁ、双子だからな‥‥

山王寺から仏像を盗んだのは今話題になっている「源氏蛍」で間違いない

コナン(だがだれが何の目的でこの絵を届けたのか‥‥そして5件の殺しと何か関係があるのか‥‥)

「‥‥義経と弁慶のゆかりのある場所に取りあえず行ってみるか…」

と小声でコナンに言うと
新一モードで「あぁ」と頷き返す。