ー工藤家ー

工藤家では今優希がノンビリと夕飯の支度をしている最中である
そんな中玄関先で電話しているのは
変声期新一の声で話しているコナンがいた

蘭【そう…じゃあ当分はまだ帰れそうにないのね】
新一「あぁ、事件の調査で忙しくてな…」

蘭【そうここんとこ寒い日が続いているから身体には気をつけなさいよ】
と寂しげな声で話す蘭

新一「お、お前も腹出して寝るんじゃねーぞ」
蘭【は、腹なんて出して寝てないわよ/// 馬鹿！

それと優希も心配しているだろうしたまには連絡取りなさいよ？】

新一「あぁ、わぁってるよ」

小五郎「吉野山峰の白雪…踏み分けてぇ…

入にし人の跡ぞ恋しきぃか‥‥ったく義経と弁慶じゃあるまいし」

とほろ酔いしながらも缶ビールを飲む小五郎

蘭「何よ幼馴染なんだから心配ぐらいしたっていいじゃない！

お父さんがうるさいからきるね」

と電話を切る蘭に
新一「あ、おい！」

電話が切れたことを確認するとコナンも電話を切る
コナン「ったく、今度はおっちゃんの居ねぇときにかけねぇとな

あ？義経と静御前…？あの二人って別れた後二度と会えなかったんじゃ・・・おいおい」

「ん？どうした？もう蘭ちゃんとの電話おわったのか？」

夕飯の支度を終えた優希はテーブルに食器を並べながらコナンに話しかける

そう今日は優希の家でごはんを食べる約束をしていたのだ。
コナン「あぁ、おっちゃんが冷やかすから切っちまった。

今度はおっちゃんがいねぇときにかけねぇとな

うっはーうまそう！」

今日のメニューはデミグラスハンバーグとポテトサラダ
コンソメ―スープなのである。

二人はお互いに向き合って座り
いただきますと手をそろえて食事を始めた。

その日のよる東京西国立市で
亀井六郎(36)
片岡八郎(34)
鷲尾七郎(35)

が何者かによって弓で胸を貫かれ他の者は刀で殺された事件が発生していた

大阪の深夜寝屋川市タコ平という場所では
備前の平四郎(35)が胸にナイフを貫かれて死んでいた。

京都未明東山区「スナック・ジロー」
駿河次郎(32)
刀で切られて亡くなっていた

その事件から素実後東京警視庁では三つの現場からの事件は
いずれも同一犯の可能性があるとして記者会見を開いていた。

殺害された五人は「盗賊団源氏蛍」のメンバーであったことが判明。

白鳥「彼らの特徴はメンバーが皆義経の家来の名で呼ばれ

同じ「義経記」を所持していることです」
といって義経記の一冊を見せた。

同席している京都府警の綾小路 文麿警部も同席していた

綾小路「酒量は義経、以下弁慶、伊勢野三郎ら全部で8名
今回この三名を除く五名が殺され「義経記」が持ち出されていることがわかりました」

記者の人が犯人の手掛かりについて質問するが大滝警部が
剣と弓の達人であることが確かだが義経、弁慶、伊勢野三郎この三人に関しては年齢も性別も不明と答えた。

目暮「いずれにしろ一刻も早く犯人及び、窃盗団の残りメンバーを逮捕すべく鋭意捜査を続ける所存です。」