平次「ちゃうちゃう。今度はホンマに仕事抜きや」
コナン「え？」
平次「一遍おまえらに大阪見せたろ思うて呼んだんや、人間なんかいつ死んでまうかわからへんからのぉー」

コナン「な、なんだよ‥‥それ‥‥」
平次「けったいな夢をみてもうたんや」

「夢？」

平次「‥‥あぁ、今から犯人捕まえるでぇっちゅう時にや、逆に犯人にさされてもうて工藤お前が死んでまう夢をな…」

コナン「なっ！？」

予想外の人物に驚きの声を上げる新一。

「おいおい、勝手に殺すなよ‥‥それに新一なら大丈夫さ僕がまもってあげるから」

平次「阿保‥‥お前は確かに強い…だがな、その「過信」がまた危機を呼んでまうんや」

「べ、別に過信してるつもりはねぇぞ？

確かにまだ不憫なところもあるって思ってたし‥‥」

マジな顔でいう平次に本当にらしくないと思ってしまう自分がいた
あれ？確か平次が悪夢みた死んでしまう人物って新一じゃなかったっけ？

「でも夢なんだろう？なら‥‥そんなに心配することないんじゃないか？」

平次「‥‥せやな、これは夢かもしれへんな…だが警戒するに越したことはないで‥‥」

「‥‥わかった善処するよ」

こうして平次の大阪案内は刑事が一人遅れてやってきた
彼の名前は「坂田 祐介」26歳捜査一課の刑事である。

平次の親父さん…服部平蔵も挨拶に顔を見せに来ると言っていたらしいが
「例の事件」という大阪で起きているものに手を煩わせているようだ。

平次が頼んだのはパトカーだった…
毛利一行を乗せてパトカーが街中を走るなんて…
まるで僕らが捕まってるようなもんだ‥‥

「おいおい…平次…いくらなんでも案内するのにパトカーはねぇだろう」

蘭「…そ、そうだよね汗)連行されているみたいで恥ずかしいな…///」
平次「そんなん気にスンナや！何もしてないんやから堂々としたらええ」

と乗り慣れているのか笑顔をみせる。
コナンも苦笑いする‥‥

僕たちはおいしいうどん屋にやってきてカウンターの席でうどんを食べている店主は顔見知りのようで気楽に話しかける

店主「おう平次どないしたんや？その娘新しいこれか？」

と小指を立ててにやける。コナンは何言ってんだ？このおっさんと拗ねた顔をする平次はのりよく「そう見えるか？」なんて笑顔で答えるが

蘭ちゃんが笑顔で答える

蘭「違います私たちは東京からきた唯の‥‥ぞくっ)！！」

何かの気配を感じ取った蘭ちゃんがあたりを見渡す
ちなみに僕にも感じ取れた一瞬の憎悪