ー大阪ー
遠山「これが…豊中市の事件‥‥ほんでこれが先週起こった枚方市の事件や

この二つの殺し…目撃者はおらんし現場は数十キロ離れとる
今、この被害者ガイシャ二人の関係を洗わしてるが共通点はまだない‥…在るのはたった一つ‥‥凶器のナイフ

なんでかわからんが二人とも上着のポケットの財布を貫いて心臓に刃先がとどいとった。」

服部本部長は事件の資料を見ながら尋ねた
服部「そのことマスコミには流したんか…？」

遠山「いや財布のことはまだ出してへん」
服部「…つまり二つ目の殺しはどっかの阿保が真似てやらかした模倣殺人やないっちゅうことか‥…」

遠山「あぁ、同一犯に間違いないやろな‥‥」
服部「連続殺人‥…」

遠山「無差別やったら大騒ぎになるぞ」
服部「遠山くれぐれもへた打たんようにな！」

遠山「ああ…わかってる」

そうこの連続殺人事件が今大阪市内を脅かしていた
そうとも知らずに大阪にやってきたのは

平次「あれが！天王寺動物園…あれが大阪ドーム！ほんでここが通天閣や

どや？えーところやろ？大阪は！！」

平次に呼び出されて大阪へやってきた毛利一行と僕
本来なら3人で大阪へ行くのだが、服部が僕も連れてこいといったらしく
コナンこと新一に無理やり連れてこられた‥‥


ちなみにコナンは望遠鏡で冷めた目であたりを見渡している。
蘭「そうだね」
小五郎「っつってもなー東京タワーと変わんねぇ―じゃねぇか」

と冷めた人間がここにも一人
平次「阿保！あんな味気ない赤い塔と一緒にスンナや」

この通天閣や周りの新世界には大阪人の人情がぎょーさん詰まってんのやでー」

蘭「なんか東京の下町みたいだね」
「あはは‥‥」

小五郎「それよりそろそろ、飯に‥‥」

平次は時計を見ながらstopをかける
平次「もーちょい待って！時期に迎えがくるから」

と言っている平次をコナンが袖を引っ張り小声で話す
ちなみに蘭ちゃんは双眼鏡で景色を見ている。

コナン「おい服部…」
平次「ん？」
「そろそろ教えてくれないかな？僕たちを呼んだ理由をさ」

コナン「また何かあんだろう？本当の理由が…」