中学生の時僕は空手の道場に見学できることを知った真から
僕にも来ないかと誘われて大阪に向かった

そこで空手の稽古をつけてもらった。
その帰り道僕は大阪でのお土産を買うためにデパートにやってきた。

「いやー凄かったな」

真「えぇ、いい勉強になりましたよ」

「あぁ、これでまた一つ強くなれた気がする…」

真「そういえば聞きたいことがあったんですが…」

急に真面目な雰囲気になる真に首をかしげる。
「なんだ？」

真「あなたが強さを求める理由は何ですか？」

「‥‥あぁ、それはドォオオおんっ！「っ！？」」

何かが爆発する音が聞こえた。

僕たちはアイコンタクトをとりその現場へ駆けつけることにした
爆発が起きた後、さらにその付近でもう一つの爆弾を発見した…

「‥…っ！これ‥‥もしかしたら」

真「えぇ、爆弾かもしれませんね」

僕は鞄を降ろし工具を取り出すと慌てて真が止める
真「ってちょっと優希なにしようとしてるんですか？！汗)」

「‥‥爆弾を止める…少し時間をくれ」
真「止めるってたって、解体のしかたわかるんですか？！下手したら」

「…あぁ、二人ともお陀仏だな‥それどこかこのフロアが吹っ飛ぶ。」

真「でしたら警察に任せた方が」
「…警察をよんで準備して解体しようとするまでに数分は掛かる…

その間に爆発しないとも限らない…大丈夫この形態なら知りあいに教えてもらったから…わかるよ…真は警察にしらせて避難誘導を頼む

それとくれぐれも邪魔をするなと伝えてくれ」
真「わかりました！！‥‥気を付けて」

「‥‥あぁ、真もな。まだ近くに犯人がいるかもしれないから気を付けろよ」

真「はい」
真が去っていきもう一度爆弾のあるほうへと振り返る。
タイマーは残り10分を切っている。
慎重にパネルのカバーを外すと複雑にコードが絡み合っていた。
赤色黄色・青色色は様々だった
Chordは複雑だが、これなら時間内に解除できる。

深呼吸して自分の周りの物音をシャットダウンさせて意識を集中させる
パチン…パチン…とはさみでコードを順調に切っていく