実は哀ちゃんが来る数日前のこと

「はぁ？…新一の代わりになってくれ？‥何でまた‥‥」
我が弟からの電話に出ると…突然のお願いを出されて驚きの声をあげた

コナン「ひーっくしょん…はぁー蘭の奴がよぉー電話するたびに戻ってこいってうるせぇんだよ…」

「だから…って…性格が違うし多分僕が成りすましたところで
蘭ちゃんにはばれてしまうんじゃないのかい？」

コナン「…だよな…」

「というか新一風邪ひいたのか？凄い声だぞ？」

と尋ねるとどうやら本格的な風邪を引いてしまったらしい…
まぁ子供の身体ではなぁ風邪ひきやすいんだろう…と思いつつも

コナン「まぁな…まったく。厄介な身体だぜ…」

「そういえば新一お前よく夜更かししてたせいで風邪をひいてたよなｗ」

コナン「・・・・うっせぇーなったく、電話しなかったら心配はするし
電話したらケロッとしてやがるし‥口を開けば文句ばかりいってんだもん」

「そりゃあ‥そうだよ…乙女心というのは複雑だからな…」

と苦笑いしていた
すると蘭ちゃんの「だから知らないって言ってるでしょう！？」という声が電話越しに聞こえてきた

「新一今何してんだ？」

コナン「いや事務所の階段を上っている最中だけど…誰かと話してるみたいだ」

？「嘘ゆうたらあかんでネェーちゃん！あいつがここにおるんはわかってるんや！！」

「新一…通話そのままにしておけ…(どこかで聞いたことのある声だな)」
コナン「あ、アァ…(何だ客か？関西弁？)」

ドアを開けると目の前には帽子をかぶった色黒の青年が蘭ちゃんと言い合いをしていたらしい‥

関西弁で色黒…まさか…

？「さぁ出してもらおうか！？あいつを…「工藤 新一」をはよださんかい！！！」

コナン「へ？！くっしゅん！！」

蘭「あら帰ったのコナン君…コナン君も風邪？」
コナン「うん‥‥(誰だ？この兄ちゃん)」

蘭「ったくコナン君と言い…新一と言い‥風邪が流行ってるのかしら？」
？「工藤が風邪…？工藤の居場所知らんのに何であんたそんなことを知ってるんや？」

蘭「電話よ…さっき鼻声で電話してきたのよ‥新一」
？「工藤が…ここに？」

蘭「そうよ！新一どっかいっちゃった後もたまにかけてくるのよ！悪い！？」

蘭の声を無視して考える仕草を見せる色黒の青年

この声…どこかで聞いたことがあるぞ…あはは‥・おかしいな…