灰原「勿論「初め」は貴方の兄がいるということも知っていたので誰もいない昼間に行われていたの…

その時には変わった様子はなかった。一度目はそれでお開きになったの
貴方の兄がいるから暮らしの形跡があるのは当然だってね…

だけど始末の関係者ともなると色々不審がられるために兄の方には
監視が付いていたのよ…
不審な動きをしていないか何かを隠していないかってね…」

ドックンと脈を打つのがわかった
何言ってんだ？あいつからそんな報告はきてねぇーぞ？
コナンは数日前蘭が優希の様子がおかしいのよと言っていたのを思い出した…それも丁度灰原が言っていた日あたりからだ。


まさか…優希はその監視の存在と家の異変に気付いたけど…
俺に心配させないためにわざと隠してたんじゃねぇだろうな？

灰原「二度目の調査はその一か月後変わらずない様子だったので本当に死亡したのかと思った…その時よ‥‥洋服ダンスの奥の奇妙な変化に気づいて鳥肌が立ったのは…無くなってたのよ‥‥

一か月前にはあったはずの子供のころの服だけがごっそりと…」

コナン「…っ！！」
灰原「動物実験の段階で一匹だけ死なずに幼児化してしまったマウスがいたからこの仮説は容易にたてられたわ…

「工藤 新一」はAPTX4869を投与されて幼児化した可能性があるってね」

コナン「っ！！じゃあ…組織の奴らは‥俺が小さくなったことを…」

灰原「感謝して？あなたのDATAは死亡に書き替えてあげたから‥‥

非常に興味深い素材だからいかしておいてあげたのよ…

組織に報告したら私の手元に来る前に殺される可能性が高いからね‥
まぁDATAを書き替えたのが組織を裏切った私だとわかれば再び疑い始めるかもしれないけど？」

コナン「う、裏切っただと！？」

灰原「そうよ試作品段階のあの薬を勝手に人間に投与したことも組織に嫌気がさした理由の一つだけど…

最も大きな原因は「私の姉」」

コナン「姉？」
灰原「殺されたのよ…組織の手にかかってね‥‥何度問いただしても
組織はその理由を教えてくれなかった、そしてその正式な回答が得られるまで私は薬の研究を中断するという対抗手段をとった。」