その後博士の家にたどり着くとハカセのうちには電気がついていた
まだ他にも組織の連中がいるのかと思い警戒をしながらはいると

博士「いやぁーすまんすまん。パソコン通信に凝っておってのー

電話回線がふさがっておったんじゃ」
と笑顔で答える博士に唖然とする俺…それを無視して灰原は平然と「ただいま」と博士にいうと博士は笑顔で「おかえり」と答える

博士「どうじゃった？学校は…」
灰原「結構楽しめたわねー」

とランドセルに入れていた雑誌を読み始める
コナン「あのガキ…嵌めやがったな…」
と睨むようにして灰原を見つめるコナンに博士は苦笑いしながら答える

博士「まぁまぁ、わしんちの番地を知らんかった新一君もうかつだったわけだし…」

コナン「知るわけねぇーだろう？隣のハカセんちにものを送ったことなんてねぇーんだから。年賀状も手渡しだったし…」

博士「新一は知らんようだが…優希君はちゃんと記憶しておったぞ？」

コナン「優希？あぁ、そういえばあいつは？」
思い出したかのように慌てて兄を探すコナンに博士が答える

博士「？‥優希君なら家じゃろう…」

よくよく視れば確かに工藤家には電気がついていた。
入る前に確認しておけば良かったぜ…
コナン「それより、何だよ灰原って子」

博士「あれ？彼女にきいておらんのか？

黒ずくめの男の仲間で君と同じ薬を飲んで身体が小さくなったって…」

コナン「えっ！？」

困惑するコナンに首をかしげながら代わりに答える
博士「変じゃのぉー自分で言うから君には黙っておいてくれっていっとったに…」

コナン「ちょっ、ちょっと待って博士」
慌てて話を続けるのを止めるコナンを無視して関係のない名前の由来についてのことまで話し始める‥博士に思わず怒鳴るコナン

コナン「んなことをきいてんじゃねぇーよ！何で黒ずくめの女が博士の家に？！！」

灰原「拾ってくれたのよ…雨の中あなたの家の前で私が倒れていたのを…その博士がね」

コナン「俺の家の前…だと！？」
灰原「あなた…知ってた？組織は貴方の家に「二度」ほど捜査員を派遣したのよ…

あの薬を飲んだ人間の中であなたの死亡だけが確認されていなかったからね…

当然その調査に薬の考案者でもある私も同行したわ…」

何を言っているんだ…？こいつは…
二度組織の連中が…俺の家にはいった？

今俺の家にはあいつもいるんだぞ？

と困惑しながらまさかと…嫌な汗を流すコナンを気にせず説明し続ける灰原。