今日俺の学校に転校生がやってきた
名前は「灰原 哀」という茶髪の大人びた女の子…

大人びたオーラがびしびしと伝わってくる…
唯者ではないオーラ…

こいつ一体なにものだ？
授業も真面目に聞いていないようで…先生にさされた質問には
当たり前のように即答する。
それに先生も苦笑い、元太も「つんつんしやがって感じわりぃーよな」
と呟く歩美ちゃんは「緊張してるんだよ」と宥める…

本当に緊張しているだけならいいんだがな…
俺は取りあえず警戒を怠らないようにする。

元太たちは何だかんだ言いながらも灰原を「少年探偵団」に引き込んだ
俺もいるのか？と聞かれて勝手にあいつらが「いる」と答えると「そう」とだけいって他は何も言わなかった。

何かあるのか？
下駄箱に依頼紙が一枚あり…
隣のクラスの子からの「兄を探してほしい」という依頼がやってきた。
どうやら数日前から行方不明で黒ずくめの女が兄の書いている絵に興味を持っていたらしいことがわかった。

黒ずくめのという単語をきき、俺はもしかして奴らの仕業か？！
と考え捜査を開始することになった。

俺達の地道な捜査によりお兄さんがいる場所がわかった。
根岸不動産屋というもう使われていない会社だった。その横には小さな交番があった…まさか警察の隣で偽札を作ってるなんて…

誰も思わないだろうしな…
灯台下暗しというところかな…

俺は警察に新一の声で連絡をした相手は勿論「目暮警部」だ。
これであいつらをとっつかまえれば全て終わる…
そう思った時だった…

元太たちが俺のことを待たずにどうやら先に入ってしまったらしく
後には引けねぇことがわかって焦ってそのドアを開けようとするが
頭の後ろに銃口を突き付けられてしまった。

どうやら仲間はまだいたみたいだ…

くそっ…ここまで来て…

歯を食いしばる。もうだめかと思ったが腕時計をみて麻酔針を相手に打ち込んで眠らせた‥
ドアの外から相手の動きを確認する
最悪なことに歩みたちとお兄さんも囚われているようだ。

その頃…とある車の中で
「そうか…「奴」はまだ行方知れずか…」

？【すまねぇ…兄貴…八方手は尽くしてるんだが…しかし、まだ信じられねぇよ…奴があそこから姿を消したなんて】

「ふん…屍がなかったってことは殺（バラ）し損ねたってことだ…

兎に角早く奴を見つけて俺の前に引きずり出せ…

奴の口から組織われわれのことがバレたら…まずい。勿論「生死」はとわねぇーぜ」

男は怪しく口角を上げた