新一がコナンになってから数日
相変わらず事件を呼び寄せる体質のようで

毎回事件に巻き込まれている我が弟
小学生仲間と「少年探偵団」というのに無理やり入れられたと
ぶつくさ言っていたが、満更でもなさそうだった。
元太君という少年がリーダーらしいが
明らかにメンバーでいえばホームズは新一で、少年少女たちは
「ベイカーイリレギュラーズ」だろうな‥と思う。

…次々と事件を解決していくコナン君。

たまには連絡しろと新一に怒られた。
解せぬ…←

博士に呼ばれて、博士の家に尋ねると…
小さな茶髪の女の子を見つけた…

「ハカセ‥‥僕に用事って…？」

博士「おおー優希君待っておったんじゃよ・・・」

「…博士その子は…」

ツーンとしている茶髪の少女は今の現状で言えば
新一がコナンになっている状況と同じ…どうやら志保ちゃんらしい。

博士「いやのぉー昨日の夜君たちの家の前で倒れていたのをワシが発見したんじゃ…雨にうたれてとても冷え切っていたからのぉー」

「…なるほど‥、それで？僕を呼んだのは？」

博士「どうやら…新一君と同じ状況の子供らいしのじゃ。」

とぼそりと呟く…なるほど‥‥

僕は雑誌を読んでいる少女に近づいた…

「初めまして…僕の名前は「工藤 優希」君の名前は？」

少女は何も言わずただ、じっと僕を見つめていた。
少女「‥‥貴方なら…言わなくてもわかるんじゃない？

久しぶりね…工藤君…」

凛とした声で冷静に大人の対応をとる少女はやはり彼女のようだ。
「‥‥あぁ、もしかして‥‥君はこの間の…」

少女「えぇ「志保」よ…」

「‥‥君がその姿になっているということは…」

少女「そう…私「組織」から逃げだしたの‥‥お姉ちゃんを殺した…

あの組織からね…あなたが必要なら助けになると言ってくれた…

だから…命がけでにげてきたの‥‥貴方に…いえ、「貴方たち」に…会うために…」

博士の頭の上に？マークがいっぱい浮かんでいるだろう…
だが、これでいまの状況が分かった…

彼女がここにいるということは…

もう既に「10億円の事件」は終わってしまっている‥‥
新一から連絡が来ていないということは…

何か隠しているということ…

「そうか…よくがんばったね…約束道理…僕も出来る限りの協力をするよ

何かあれば遠慮なく相談してほしい…もう関係ない部外者とは言わせない」

優しく頭を撫でてやるとくすぐったそうにする彼女はとても可愛らしいと思う。