そして…その違和感を感じ始めてから数日後の夜

ついに僕は組織の一員との接触を果たした…

ー工藤邸 深夜ー

僕は既に夢の中にいたのだが、誰かが深夜に侵入してきた気配を感じ取り
目を覚ました。

誰だ？こんな時間に…

もしかしたら…また組織の連中が何かを調べに来たのか？
でもそれなら僕がいない時間を選ぶはず…
なのにわざわざいる時間に訪れたということは…

新一の正体に気づき、それを僕が知っているか確かめるため…
侵入した気配はジョジョに僕の部屋に近づいてきた…

気配を決して身をひそめたクローゼットの中に隠れて…。

ガチャリと扉が開いたことにより誰かが入ってきたのがわかる。
この気配は知らない奴の気配…
父さんたちじゃない…僕がいないことに気づきそのまま立ち去ってくれればいいが…もしこのクローゼットをあけてしまったら…

手に汗を握り密かに息をのむ。
キィイイと小さな音を立ててクローゼットが少しずつ開いていく
僕の存在に気づいたのか！？

仕方ない僕は意識を集中させていつでもいいように構えをとる…

全てのタイミングは扉が開いたとき…

懐中電灯の光が入った瞬間入ってきた人物を押し倒した

「はぁああー」

「きゃっ！！」

ドサッと音を立てて僕はその人物に覆い被さるような形の体制となった
押し倒した衝撃で人物の手から懐中電灯が離れて出入り口のドアまで飛んで行ってあたりは窓で照らされる月明かりのみとなった。

「あんた、何者だ？どうやってこの家に入った」

僕が押し倒した人物は数日前に推理した
今後重要人物となるあの「宮野 志保」もとい「灰原 哀ちゃん」だった
今はまだ大人の姿で白衣を着ていることから
やはり僕を調べに来たのだろうと思う。

志保「…あなた「工藤 優希」ね」

「質問に答えてもらおうか…‥

あんたがこの家に部屋に侵入してきたといことは

僕のことを探りに来た…それで間違いないかな？」

志保「…えぇ、貴方工藤 新一が今どこで何をしているのか知っているんでしょう？」

「‥‥知らないさ。僕が見たのは数日前ジェットコースター事件が起きた

トロピカルランドでゆくえ不明になったことくらいだ…

幼馴染の子が教えてくれたから知っているだけ…」