まだ何か言いたげだが僕はこの時何かを忘れていた…

そう、とても大事なことを…
僕のことを考えていると聞き覚えのある声が聞こえた

蘭「優希？いる？お邪魔しまーす」

新一「やべぇっ！蘭だ！！」
博士「早く隠れるんじゃ！！」

両手を広げて大慌てをする二人を見て苦笑いをする
そして思い出した

「そういえば…さっき新一が来る前に蘭ちゃんがくるって電話が来てたの忘れてた…汗)」

新一「大事なことなんだから覚えてろよ！！」
蘭「もう…新一もいるんじゃない！電話くらい出なさいよ…」

傘を立てて蘭が玄関をあがる
声を荒げ慌てて書斎の父さんの机の裏に隠れた
すると同時に蘭ちゃんが入ってきた

蘭「あれ？博士もいたの？」

博士「おおー久しぶりじゃの蘭君あはは‥」

蘭「相変わらず凄い本ね…こんなんに囲まれてたら新一が推理バカになっちゃったわけよね…あ、優希はなってないけど…」

むしろ探偵向きねと微笑んだのをみて僕は苦笑いした。
新一「うっせぇなー」

とぼそり呟いた…

蘭「誰？」
博士が大慌てで「あ、いや」と何か言葉をつなげるが蘭ちゃんは父さんの机の方によって言った。


その間新一は父さんのメガネを見つけてかけるも度があっていなかったのか
くらりと頭をぶつけてしまい物音で蘭ちゃんがもう一人誰かいるのか気が付いた。

蘭「なに？この子‥‥」

新一は蘭ちゃんに背を向けて、メガネを急いでかける
勿論度はあずしてね。
照屋だと勘違いした蘭ちゃんは新一の両肩を掴み振り返らせた

蘭「もう照屋さんねーこっち向きなさい」

新一(やっべ！)

蘭「この子…」
新一「あはは‥汗)」

蘭「かわいいー！！この子だぁれ？」

子供姿になった新一を思い切り抱きしめる蘭ちゃん
目をキラキラさせながら僕たちに尋ねた
新一(…む、胸が…///)


逃げろー蘭ちゃんその子新一だぞ！
棒読みで蘭ちゃんに訴える新一顔がだらしなく変態みたいだぞ呆)

博士「その子はのぉーワシの遠い親戚の子なんじゃ

両親が外国に行っている間に預かってくれと言われたもんでな」
と突拍子もない嘘をつくハカセ。

蘭「へぇー僕いくつ？」

新一「じゅうろ…ぶんぶん)6歳！！」

今新一のやつ16歳と言いかけたな…しかも子供っぽく高い声で言ってのけたな