優希side

僕はいつの間にか眠りについていたらしい

夢で組織の連中主にジンとウォッカが新一に薬を飲ませている夢を見た
苦しくモガク我が半身の弟、新一の想いの念が夢に代わって伝わる

ワリィ・・優希…約束…守れなかった…

本当だよ…馬鹿新一…涙目)

僕の方こそ…ごめんね。

電話のなる音が聞こえて目を覚ました

目覚めの悪い夢に目をこすりながら
重たい体を起こし電話に出るために玄関に向かう

PrrrrPrrrガチャ
液晶画面には「毛利探偵事務所」と書かれていた
やっぱり蘭ちゃんか‥っということはあの夢は正夢なのかな？

双子の特殊な力‥とか？
んなわけねぇか。電話に出ると蘭ちゃんの焦った声が聞こえた

「はい？」

蘭「あっ！優希？私、蘭だけど」

「あぁ、蘭ちゃんか…もしかしてもう家にいるのかい？」

どうしてわかったんだろう？って思ったな？
この子も頭がいいのに意外と天然だよな‥←


蘭「そうだけどどうしてわかったの？！」

「簡単な話だよだって蘭ちゃん自分の家からかけてるでしょ？」

蘭「なんだ…そんなことか」
「それでどうしたんだい？」
蘭「新一帰ってきてない？」

「ん？新一？まだ…帰ってきてないな‥部屋の電気も消えてたし

僕もいつの間にか寝ちゃってたみたいだけど新一の部屋も電気がついていないからまだだね」

蘭「そう…」
「…蘭ちゃん？」
蘭「あの！私これから家に行っていいですか？！」

「っえ！？」

蘭「新一が心配なんです！お願い」

「…あ、あぁそりゃあ構わないけど…蘭「それじゃあ！今から行くね」ガチャ)…おい！！」

電話が切れた…僕の話を最後まで聞かないで

はぁ・・・こいうところは新一に似ているな苦笑)
まぁ、それほど心配だということだね

愛されているね‥新一は

ということはもうすぐ、小さくなった我が弟がやってくるのか。
‥‥僕の忠告忘れて好奇心に負けたというところかな。

まったく詳しく説明しなかった僕も僕だが、こればかりは恨まれてもしょうがないな…

今更兄貴面すんなとか言われても文句は言えない。

責められる覚悟を決めて
小さくなった弟の帰りを待つ。

外を見ると雨が降り始めているようだしタオルと…
風呂を入れてくるか…

すぐに準備に取り掛かりながら今日の夜から原作が始まる。

ピンポーンとチャイムがなり電話に出る前に

博士の声が聞こえた…

博士「おーい優希君…新一君、お客さんだぞー」

という声から家の前に彼がいることが理解できる。
今博士に事情を説明しているのだろう。

電気をつける

傘を持ち家を出ると博士が小さな少年を引きずって連れて行こうとしていた。

そして僕の存在にも気づかずに、少年が自分自身を証明するために
博士が先ほどしていたことを推理してみせた。

博士「まさか…本当に新一か！？」

新一「だからさっきから言ってんだろう！？黒ずくめの奴らに変な薬を飲まされたって！！」

博士「うーむ未だに信じられんが」

新一「取りあえず家に入れてくれよ‥優希もいるはずだからよ」

「…博士…何してるの？」

新一「優希！？」
博士「優希君！！」

二人は驚いたようでこちらをばっと振り返る
「‥‥傘もささないで風邪ひきますよ？‥‥おや、その少年は？」

博士「…あぁ、実はのぉー」

「まぁ、何か事情があるようですし、立ち話もなんですので中にどうぞ」

僕は何も聞かれないように取りあえず強引に話を切って
中にいれる。

博士と新一はお互いを見合って中に入った
ずぶぬれになった少年基い、新一を無理やり風呂に入れて
博士には取りあえず暖かいおしぼりを渡してひげのミートソースを拭いてもらう

「はいこれ」

博士「？」

「博士、先ほどコロンボの店でミートソーススパゲティを食べてきたでしょ？」

博士「やっぱり君もわかるのかね！？」

「…えぇ、まぁ。」
博士「さすがわ双子じゃのぉー…」

「？…新一はまだ帰ってきてないですよ？蘭ちゃんとトロピカルランドに行っているはずですし」

博士は慌てて口を両手でふさいで目線をそらした。
わかりやすすぎでしょう…苦笑)


少年もとい、新一が風呂から出てきた
確か子供のころの服が新一の部屋にあったな…

「取りあえず話を聞くけどボウヤ、僕の弟の子供のころの服があるから

それを取りあえず来てくれないか？君の服は洗濯に出しておくから」

新一の部屋に案内をして
クローゼットから子供服を取り出してきてもらうと
「おお、よかったピッタリでよく似合ってるぞ少年」

少年「…んなことより！優希お前…今日のこと知ってたのか？！」

「…ん？どうして僕の名前を…それに君よく見れば僕たちの小さいころにそっくりだね」

悪魔でも知らないふりをしている
転生したことは両親には吐かせられて知られているが新一や博士にははなしていないのだから