コナンside

俺達は高木刑事たちと同じように雨の中起きた爆発した車にやってきた

高木「遺体は黒焦げでいま歯の治療痕の照合などしてもらっていますが…

恐らくなくなったのはこの車の持ち主の
加門初音さんかと…」

目暮「車が燃える直前にその加門さんから自殺をほのめかす電話があったというのは本当かね？」

高木「えぇ」
千葉「警部車に旅行用のトランクが二つ入ってました」

目暮「二つ？」
小五郎「ハネムーンにいく準備をしていたんでしょう
亡くなった彼女は明日私の友人と結婚する予定でしたから…」

目暮は後ろから聞き覚えのある声を聴いて呆れた視線を送る

目暮（またお前か…）
高木「でも何でそんな幸せな人が自殺を？」
小五郎「さぁ…マリッジブルーってやつじゃねぇのか？」

焼け焦げた近くにいた俺は高木刑事に声をかけた
コナン「ねぇこれって付け爪だよね？」

高木「え？」
もしかしたら…まだ自殺だと断定しねぇ方がいいかもな‥‥

そういえば…兄貴がこねぇが…
いつもなら俺のあとに続くのに…なんでこねぇんだ？

そんなことを思いながらレストランに戻ると
小五郎「え、殺人！？自殺じゃなくて？」
目暮「あぁ、コナン君が見つけた付け爪の先にわずかに皮膚が付着していてな…
聞けば彼女はあの付け爪をついさっきネイルサロンでつけてもらったそうじゃないか…

となるとその付け爪についていたのは彼女が車のそばで誰かと争った時に付着した犯人の皮膚の可能性が高い」

頼太「誰だ？！誰が初音をやったんだよ！！」
と涙を流しながら目暮警部に言い寄る頼太さん

目暮「えぇーと貴方は彼女と婚約していた伴場頼太さんですよね？」

頼太「あぁ、そうだよ」
目暮「この手の怪我どうされたんですか？」

目暮警部が頼太さんが先ほど怪我をし手当てをされた後の手を手に取り見る。

頼太「こ、これはさっき転んだんだよ…コップの破片で…」
目暮「では、このヘアブラシに見覚えは？」

袋に入ったヘアブラシを見せる
頼太「あ、あぁ俺のだよ

旅行用のトランクに入れてたはずだけど…」
目暮「これから採取した毛髪のDNAを照合した結果彼女の付け爪に付着していた皮膚のDNAとほぼ一致したんですよ…」

頼太「な！何言ってんだよ…俺が初音を殺したっていうのかよ！？」

高木「あ、いえピッタリ一致したわけじゃないのでできればあなたの承諾を得て正確に鑑定をしたいのですが…」

と興奮する彼をなだめようとする高木刑事
小五郎「落ち着けよ…伴場お前はやってないんだろう？」

頼太「当り前だろう！？」
ウェイター「でも彼女に抵抗されて引っかかれた傷をごまかすためにわざと僕に殴りかかって怪我をした場合も考えられますよね？」

金髪の褐色が目立つメガネをかけた男性が口をはさんだ…
そうえいばこいつ頼太さんに何度も絡まれてたよな？
頼太「な、なんだと？！てめぇ」

サングラスの男「フん）よくいうぜ愛しい女が誰かのものになっちまうまえに殺したんじゃねぇのか？

ウェイターさん」

ウェイター「…え？」
目暮「ど、どいうことかね？！」
頼太「自分でいわねぇなら俺がいってやるよ！
こいつは初音と密会してた愛人なんだよ！？」

と涙を流しながら指をさす頼太さんに平然としているこのウェイター…こいつは一体…
目暮「ほ、本当かね？！」

ウェイター「そりゃあー会ってましたよ？

何しろ僕は…」
かけたいたメガネを外しながら言った

ウェイター「プライベート　アイ…探偵ですから」
安室透　29歳　所属:探偵

た、探偵…だと？！

蘭「あ！コナン君大変よ！流星君が！」

蘭が慌てた様子でやってきた
兄貴に何かあったのか？

蘭「流星君がコナン君たちが出ていった直後に倒れちゃって！！」

何ッ！？

コナン「倒れたってどいうこと？！」

安室「…あぁ、彼なら大丈夫ですよ…

脈も今のところ落ち着いていますし…
きっと爆発の事件現場をみてショックを受けて気を失っただけでしょうから…」

こいつ…なんで…？

蘭「流星君が倒れた直後にこっちに来て
流星君の状態を見てくれたのよ…。

安静にしていれば目が覚めるって…」

コナン「…そ、そうなんだ…よかった」

でも…兄貴は事件現場に居合わせることは滅多にないものの初めてではないはず…
倒れたのは他にも原因があるんじゃねぇのか？

そんなことを思いながら
探偵と名乗るこの男をみた

そういえば…兄貴この人がこの店にいて初めて視界に入ったとき…

驚いていたな‥‥何か面識があったのか？

そんなことを思っている間にいつの間にか話が進んでいるようだ…。