私はあの後家に戻るとお父さんはいつものように飲んだくれていた
小五郎「おかえりー」
蘭「もう！お父さんまたこんなに散らかして―！」

いつになってもきれいにしない父にため息を吐いていると
小五郎「今日は遅くなるんじゃなかったのか？」

蘭「…そうだったんだけど‥新一あの後どうしたんだろう？」

小五郎「ハハーん・・さてはケンカしたな？止めとけ止めとけ探偵なんてみんな碌なやつじゃねぇんだからよ」

といいながらビールを飲む
蘭「自分も探偵のくせに…」

私は心配になり新一の家に電話をかけた

PｒｒｒPrrr
出ないな‥…新一がいないとしても優希が出るはずなんだけど

もう寝てるのかな？

それはないか…だってまだ8時くらいだもん…

しばらく待っていると

電話がとれる音が聞こえた
「はい？」
出たのは優希だった眠そうな声をしているから寝ていたのかな？
蘭「あっ！優希？私蘭だけど」

「あぁ、蘭ちゃんか…もしかしてもう家にいるのかい？」

どうしてわかったんだろう？

蘭「そうだけどどうしてわかったの？！」

「簡単な話だよだって蘭ちゃん自分の家からかけてるでしょ？」

蘭「なんだ…そんなことか」

「それでどうしたんだい？」
蘭「新一帰ってきてない？」

「ん？新一？まだ…帰ってきてないな‥部屋の電気も消えてたし

僕もいつの間にか寝ちゃってたみたいだけど新一の部屋も電気がついていないからまだだね」

蘭「そう…」

やっぱりあの後何かあったのかな？
そういえば新一あの黒い服を着た男の人たちを気にしていた

その人たちをみて追いかけて行って‥連絡が取れない

もしかして…私は嫌な予感がした

「…蘭ちゃん？」
蘭「あの！私これから家に行っていいですか？！」

「っえ！？」

蘭「新一が心配なんです！お願い」

「…あ、あぁそりゃあ構わないけど…蘭「それじゃあ！今から行くね」ガチャ)…おい！！」

私は優希が何か言いかけてたけどそれを無視して電話を切り
傘を持って飛び出した

蘭「私ちょっと新一の家に行ってくる―」
小五郎「おい！俺の飯は！」

と何か叫んでたけどむしむし。
…新一お願いだから帰ってきて‥

そう願いながら‥私は工藤邸を目指して走り出す

蘭side end