僕たちは土砂降りの雨の中で友人の結婚パーティーをやるという会場にやってきた。

沢山の主役の友人たちが集まり開催された。
皆「「「頼太（らいた）君初音（はつね）さん結婚おめでとう！！」」」」

クラッカーと共に拍手喝采が起こる
小五郎おじさんと僕たちは椅子に座ってお祝いの言葉を述べる
小五郎「よっ！御領人妬けるねぇ」

頼太「いやいや、おめでとうって言われてもねぇ…
式は明日俺達まだ結婚したわけじゃないんだけど」

と照れくさそうに初音さんを見ながら…答える頼太さん同じく照れくさそうに頼太さんをみる初音さん

何だ…結婚パーティってこの人たちのことだったんだ
初音「いいじゃない、今夜は前夜祭式が終わったらすぐにハネムーンでパリに飛んじゃうんだから」

と周りに幸せのオーラが視えた。
そして二人は僕たちが座る向居席に座った

小五郎「そうそう仲間内で祝えるのは今夜しかねぇんだからよ」
頼太「おぉー久しぶりだな毛利！」
初音「じゃあこちらがあの名探偵の？」

頼太「あぁ！高校時代の悪友毛利小五郎だ」
初音「初めまして…となるとこちらのお三人は毛利さんの…」

蘭「初めまして娘の蘭です」
コナン「居候のコナンです」
小五郎「訳あってうちで預かってるんですよ」

初音「あら？貴方…病院の‥‥？」

流星「あ、…こんにちわ初音お姉さん…」
頼太「なんだ？その子と知りあいなのか？」

初音「えぇ、ほらこの前米花中央病院にいったでしょう？その時にこの子にあったのよ…

まさか毛利さんのお知り合いの子だったとは思いもしなかったけど…。」

と少し懐かしそうに思い出しながら話す初音さん
そう実は語られてはいなかったけど
僕は警察病院から退院後

三日くらい前工藤邸に来る前に中央病院に検査をしにやってきたのだ。
その時に初音さんと出会い少し会話をした仲なのである


小五郎「なんだ…？坊主と知りあいだったんのか？」
頼太「そういえばとても優しい少年に会ったって言ってたけど…まさか毛利んとこの坊主だったとはなぁ」

流星「あはは…」
初音「え、えぇ…あの時はありがとうボウヤ助かったわ」

流星「いえ、当然のことをしたまでですから」

コナン「ボソッ）おい、兄貴…この人と知りあいだったのか？」

流星「うん、…この人が落とし物をしたときにね

それを拾っただけだよ」

小声で返すとへぇーと返ってきた

流星「改めて初めまして僕はこのコナンと双子の兄江戸川　流星です」

ぺこりと頭を下げると初音「あらご丁寧にどうも」と笑顔をで答えてくれた。
やっぱりこの人は優しい人だ…と思わず微笑んでしまった

蘭「へぇーそんな偶然があったんですね」

そういえばお二人は一目ぼれって聞きましたけど！」
頼太「あぁ、出会った瞬間に運命を感じたよ」
初音「やっと会えたって感じがして…」

頼太「何しろ誕生日も血液型も境遇も同じでねぇ」
初音「たまに黙っててもお互いの考えていることがわかったりするのよ」

と話してくれた…
お互いの誕生日や血液境遇までもが同じ
決めてに考えていることが通じ合う…

其れって僕たちと同じだ…

‥…この人たち…まさか…ね…

僕は双子の可能性があるという悲しい結末の考えを
首を振って消した。

それはたまたまだということもある。

そうならないことを願うばかりである。

僕は少し切なく感じた

蘭「へぇー」

蘭さんは嬉しそうにそのコイバナを聞いている
その時ウェイターさんがケーキを持ってきたためにテーブルに置こうとするとウェイターさんの手が滑ったのかケーキが頼太さんのズボンのほうへ落ちてしまった


頼太「あ、おい！！」
ウェイター「す、すみません！！」

初音「あら、ケーキ踏んじゃってるわよ！？」
頼太「ズボンにもべったりだ」
ウェイター「本当にすみません！

‥‥自分ここのバイト今日が初日でして…」
と謝罪するこの人…

サングラスをしているが金髪で褐色の肌をした男の人だった…

何だか聞き覚えのある声だな…

……まさかね…最近色々あったからどうしてもよからぬことを考えてしまうようになったらしい…。