灰原side


哀「でも貴方はわかっていないわ！彼らがどんなに危険な人物か‥」

そう…特にジンたちのような幹部たちの恐ろしさを…
この人はまだわかっていない…。

「わかっているさ…僕もアラスカというコードネームをもらって暗躍していた人物だから…幹部連中がどんな奴らかもよくわかっている…哀「だったら」

だからこそお前を守れるそう言い切れるんだ…

僕だって男だ…空手を習い始めたのも警官を目指していたのも
愛する人たちを犯罪の手から守りたいからなんだ…。」

この人の見る目はとても真剣で純粋でまっすぐな正義感が強い瞳をしていた。

この人になら…私の想いを……本当の願いを…叶えてくれると
浅はかにも思ってしまった

そして私の真っ黒な闇を一筋の光ぬくもりが暖かく照らしていくのを感じた。

すると彼の言葉に安心したのかあのプレッシャーがふと消えていった…

消えた…？

コナン「おい、大丈夫か？」

今頃気が付いたのか江戸川君が話しかけてきた。

哀「え、…えぇ」

あのプレッシャーは何だったのだろうと思っていたけど
まだ油断はできないわね…。

私もあなたが言ってくれたようにこんな私を大切に思ってくれている人を守りたいから…。

哀side end

弓長「じゃあちょっと悪いが、部下の質問に答えていてくれ」
と容疑者三人に声をかけて探偵団たちの目の前にかがんで尋ねる

弓長「で？この三人の中の誰が怪奴だって？」

元太「だから知らねぇーって言ってんだろう？」
歩美「それを聞きに来たんだもん」
弓長「なんだだったら先にそういってくれ」

コナン「ちなみに三人ってどんな人？」

弓長警部の話によれば

頬に絆創膏を張っている肌が色黒の男性は
細井竜平さん
職業：大工

細目で金髪の男が
沖矢 昴さん
職業：大学院生

そして小太りの人が
真壁 吟也さん
職業：フリーター

ということだそうだ…部下の方から焼け跡から開人君の日記が発見された…。

最後のページは昨日10月5日で終わっていた。

内容は

「きょうは朝から嫌な天気僕は早く学校にいかなきゃいけないけど「赤い人」は寝坊できるかもね…」
弓長「この赤い人っていうのは？」
部下「まぁ…続きを…」

と促されて続きを読む弓長警部