弓長「あと住人は3人いるんだが、三人とも火事があったころ外出していて朝帰ってきたらしくてな」

コナン「え？外出？火事って夜中だってんでしょう？」

「…まぁ、アパートで暮らす人間が全員親子とは限らないしな
大方、成人を超えている大人三人ってところでしょう？

それとそれぞれ職業についていて、たまたまその日は深夜に用事があった人物…」

弓長「あ、…あぁ。まぁなその坊主の言うとうりだ。
みんながみんな餓鬼じゃねぇからな朝帰りっていうのもおかしくはねぇが」

元太「その三人の中の誰かじゃねぇのか？火ぃをつけたの」
弓長「なに？」
歩美「昨日開人君に聞いたんだもん、その三人の中に夜になったら怪しい行動をとる人がいるって…」

弓長「怪しいことってどんな？」
元太「知らねぇ―よ」
光彦「それを確かめにここへ来たらこんなことになってんですよ」

弓長「おい、悪いが三人をこっちに連れてきてくれ」
と部下の一人に声をかけると容疑者であろう三人が歩いてきた。
その一人に何かを感じ取ったのか哀ちゃんが僕の背中に抱き着いてきた

しかも、その表情は…険しくまるで何かに怯えているような様子だった…。彼女がここまで怯える理由それは…まるで真っ暗な闇に包まれた…組織彼等の存在だけだが…

まさか、いるのか？この中に奴らの仲間が…。
でも少なくともこの中の三人で組織にいたころに見覚えのない奴らばかり‥…もしかしたら下っ端かもしれない。

用心しないとな…。

小声で哀ちゃんに声をかけた…

「哀ちゃん…いるのか？奴らが…」

哀「えぇ、…間違いない近くにいるわ…獲物を射すくめるような視線‥腸まで抉らり取られるようなこのプレッシャー…気を付けて」

哀ちゃんの怯える様子を見て心配になり声をかける探偵団たちに代わりに答えた

「大丈夫だ…哀ちゃん決行人見知りだからな…怖いんだろう
僕がついているから…お前らも安心していいぞ」

歩美「そうなんだ…」
光彦「確かに灰原さんはかなり警戒していますからね」

哀(逃げなきゃここにいたら…みんなが)

「安心しろ…哀…何があっても僕が守ってやる…

そんなに怯えなくていいんだぞ…むしろ大船に乗ってくれたっていい」