1－Aの杉浦開人君の話によると
彼の住んでいるアパートで父親は大家さんをやっていた。
住人は三人
その中の一人が夜な夜な怪しげな行動をしていて何をやっているのか‥突き止めてほしいという依頼だった…。


これは…また物騒な事件になりそうだな…

今日の金曜日に泊まって見張ろうという話をしていたが
今日の夜は父親とオセロをする約束をしていて駄目らしい
だから帰った後で下駄箱の中に入れようとしたのか…

どんな怪しい行動をするのか聞いてみたが自分で確かめたほうがいいと彼に言われた

俺の名前を言おうとしたのか

開人君は「くろし…と言いかけたところで江戸川に戻した」
明日の昼間開人君のアパートに遊びに行くことに決定した…

…しかし、その日の昼頃アパートへやってきた僕たちが目にしたものは‥…無残に焼け残ったアパートの瓦礫の山たちだった。

「‥‥酷いな‥‥」

光彦「‥‥ここ、ですよね？」
元太「ま、マジかよ！！火事でまる焼けじゃねぇか」
歩美「嘘…」

灰原「そういば昨日サイレンがなっていたわね」
「…あぁ、そうだったな…近いとは思っていたが…
まさかここだったとわ」

灰原「…えぇ、私もここだとは思わなかったけど」
歩美「じゃあ、昨日のあの子は！？開人君はどうなっちゃったの！！」

と涙目で訴える歩美ちゃんに答えたのが‥‥

光彦「…もしかしたら…火事で…」
歩美「えぇ！」

？「いや‥‥その開人っていうボウヤは無事だ
少々火傷を負ってはいるが消防隊員に助け出されて病院で寝てるよ」

と答えると安どの笑みを浮かべる歩美ちゃんたち。
彼は‥‥確か。

コナン「あ、弓長警部」
弓長「おお！毛利んとこの坊主か赤馬事件以来だな…

…それに後ろにいる君は…坊主にそっくりだが…汗)」

と僕の方を見て不審そうに見る弓長警部にコナンが答える。
コナン「僕の双子のお兄ちゃんだよ」
「初めまして江戸川 流星です…弟がいつもお世話になってます」

弓長「あ、…あぁ。随分しっかりしている兄ちゃんだな」
コナン「それで、この火事で亡くなった人って…いる？」

弓長「幸い死人は出ちゃいねぇが…その開人君の父親が大やけどを負って今、集中治療室で虫の息だそうだ‥」

コナン「じゃあ火事の時その子ののほかの家族やこのアパートの住人はみんなうまく逃げだせたんだね！？」

弓長「いや、その子には母親もいるんだが丁度友人と旅行中でさっき旅行先のホテルに電話したら驚いてすぐに病院へ飛んでいくと言っていたよ…」