キールこと水無怜奈と俺の兄貴アラスカを組織に戻すことができた俺達少年探偵団の前に現れたのは一つの殺人事件だった

その事件に巻き込まれたFBI捜査官のキャメルさんは
何とか事件が解決されて容疑者から外れることとなった
落ち着いた方と思えば悲しい悲報の知らせが入った

俺達が事件に巻き込まれている間に赤井さんはキールに呼び出されて来葉峠に向かったのだという。

しかし翌日に炎上しているシボレーの車と遺体で一人の男が発見されたということがニュースで流れて
赤井さんが死んだという知らせが入った。

ジョディ先生は勿論彼の死を受け止められずに警察に確かめに行ったが指紋が一致したために確定されて気落ちしていた。
そんな中で蘭が大切にしていたという小さいころの写真立が倒れて
優希の顔の部分だけがひびがはいってしまったのだという
そんな感じで嫌な予感がしていたのだが…

音沙汰がない今大人しくしているしかない。
数日が経ったある日

俺の兄貴から連絡が来た
博士の家にいるために電話に出ると嫌な予感が的中してしまったのだと今思い知らされた

新一「もしもし…兄貴か？電話なんかしてきて大丈夫なのかよ？」

≪アァ‥‥実はな…僕は今警察病院にいるんだ≫

新一「‥‥は？」

組織に戻ったはずの彼が何故警察病院にいるんだ？
混乱しながらも耳を傾ける

≪詳しいことを話すから明日迎えに来てくれないか…？明日退院だからさ‥‥それじゃあよろしく頼むよ≫

新一「ま、待てよ！オイ、兄貴！」

ブちっと電話を切られて顔を歪める俺を見て近くにいたハカセが聞いてきた

博士「…兄貴って‥‥優希君からか？何かあったのか？」

新一「アァ‥・それが今は東都警察病院にいるらしい」
博士「け、警察病院！？ナんでまた…彼は組織に戻ったはずじゃろう？」

新一「‥‥詳しいことは明日説明するから迎えに来てくれといって一方的にきりやがった‥‥

最悪な状況になっていないことを願ってるけどよ‥‥」
博士「そうじゃな…明日わしのビートルで迎えに行くか」

新一「頼む」