bourbon side

無理やり口を開かせてそのままカプセルを口内にいれて水が入った試験管を口に流し込む

そしてゴックンと呑み込んだのを確認するとその手を放して一歩下がった
クスリがすぐに効いたようで苦しそうにしゃがみ込み胸を抑える少年‥‥

ドックンと大きな鼓動が脈を打った！！

「っ！？！」

バーボン「…さようなら‥‥アラスカ」

俺は帽子を深くかぶりなおし逃げるようにして立ち去った
一人になりまた心臓の鼓動が大きく脈を打つ

ドックン！ドックン


「うぁあああー！！」

階段を駆け下りる途中で彼の断末魔を聞きながら


そして静かになったところを見ると恐らく彼はもう

この世にはいないだろう‥‥

護るべきの命を‥…俺はこの手でまた消してしまったのだ‥‥

しかも未来ある青年を‥‥
俺は車に乗り込み近くの路地裏までは知らせて止めると
前のめりになるようにハンドルに顔を押し付けて
ハンドルを握る拳を強く握った。

安室「‥‥っ！！すまない‥‥「工藤 優希」君」


俺は憂鬱のまま生憎の雨になった天気をぼんやりと眺めて携帯を捜査し始末したとの報告をしてそのまま家に帰った。

その日はとても眠れなかった‥‥


次の日の深夜‥‥
昨日から雨が続いていてさらにどんよりとさせる曇天に
俺はとある男の家に行こうと思い車を走らせた

それは，昼間探偵の仕事をしている時にとある男から一通のメールが来たからだ

ケガをしている子供を拾った意識不明
ケガは銃痕…服もボロボロなんだ

時間が空いたら来てほしい…

という内容だった。

俺は時間が空いたためにあいつの家に向かっていた‥‥

まさか‥‥こんな形で再会するとはこの時思ってもいなかったんだ