バーボンside

俺の今日の気分ははっきり言って最悪だった。
昨夜俺は組織の方で呼び出された新たな任務の内容だった

それは組織に若いものが入りとても優秀だったそうで
入って数日もしないうちにコードネームを貰うほどの実力者だという

とある屋上にアラスカという幹部を呼び出した。
嫌というほどの綺麗な夜空満月が俺たちを照らし出す…

小さな背中をみて俺は未成年だとわかった
まさか…ボスのお気に入りで在り、キャンティたちのお気に入りが
こんな子供だったとは…思いもよらなかった

「まさか、貴方があの噂の探り屋だったとは…思いもしませんでしたよ‥‥






バーボン」

バーボン「えぇ‥‥僕も驚きましたよ…。

組織に入ってわずかな期間でコードネームを与えられて
確実に任務をこなす優秀な人材が現れたとは聞いていましたが

まさか、…こんな未成年だったとは思いもしませんでした」

と肩をすくめる

「それで…何故あなたがここにいるの？」

バーボン「えぇ…RUMとGinに直々に命令を受けましてね

アラスカにRUMからの提案の返事を聞きに行けとね…」

「‥‥」

バーボン「さて、あまり長いはしたくないですしね‥‥

答えとやらを聞きましょうか？彼の提案を受け入れるか…否かを」

「っ‥‥もし拒否した場合どうするんですか？」
バーボン「貴方が拒否した場合は殺せ…そう命じられています」

彼の瞳は…色を失いかけている瞳だった。
仕事を全うするべく彼に銃口を向けた。


「‥…っなるほどなら答えよう！

僕は、アンタたちに僕の力を使わせるつもりなど毛頭ない！アンタたちとは決別する！！」

バーボンは心底残念そうな顔をする

バーボン「そうですか…残念ですよ‥‥

貴方にはまだ生きていれば未来があるでしょうに…
こんなに若くして命を落とすことになるんですから…」

そう本来の立場ならば彼を助けなくてはいけないのだが
しかし、ここで下手に行動すればただでさえ、Ginに疑われているのにそれを確信されて本当に殺されてしまう。

俺はまだ死ぬわけにはいかない…
奴らを潰し赤井を制圧するまでは‥‥！！