その少年とは本堂瑛佑だった。

キールを起こそうと何度も呼びかけるしまいには涙を流しながらどこから持ち出したのかはさみで彼女を刺そうとしていたのを
起きていたキールが瑛佑の手首を掴み止めた。

パシッ
怜奈「駄目よ…瑛ちゃん…」

その間に赤井さんたちは会議を開いていた。
キールとアラスカを組織に戻す作戦だった
同時刻

中央病院の付近で食中毒と異臭そして火事の三つの事件が同時に起きて町中はパニックになっていた。
ジェイムズさんあてに楠田陸道から何か贈り物が届いた
コロンバインという草の植木鉢だった

その意味は「必ず手に入れる」という宣戦布告の意味を込めた組織からの挑戦状だった。

そこに病院内に雪崩のようにして患者が次々と現れた
組織の狙いは一体何か‥‥
ジェイムズさんあてにカチカチという音が聞こえた

それは時限型プラスチック爆弾だった。

ジョディとキャメル捜査官はその爆弾処理に覆われていた。

そのころ僕の病室には何か贈り物が届いた‥‥。
贈り物とは‥‥フルーツバスケットだった
静かな病室の中でふと何かを感じ取った僕は果物の中を探りを入れた。

「‥…これは、‥‥爆弾‥‥！？」

つくりは単純だから解体できる
僕は小型のプラスチック爆弾を解体作業に入った。

ブチっ

解体が完了したのと同時に
コンコンとノックが聞こえて赤井さんが入ってきた

赤井「急にすまないな、何か贈り物がこなかったか？」

「あぁ、来たよおまけ付きとね‥‥」

赤井さんは僕のおまけ付きという言葉に反応してこちらまで近づいてきた

テーブルの上にはフルーツバスケットと解体された爆弾が置かれていて全て把握したようだ

赤井「‥‥これを‥‥きみが？」

「えぇ、単純な作りだったのですぐに解体できましたよ」

赤井「‥‥一体どうやって‥…」

解体の仕方を知っているのかを聞いているんだと聞きたいんだろう

「‥…知りあいに爆弾解体のスペシャリストがいるもんで

前にそれを伝授してもらったことがあるんです」

赤井「‥‥そうか、助かる」

赤井さんはそれだけいうと部屋を去ろうとする
「待ってください！これがあって先ほどの騒ぎがあるということは

奴らはこちらに探りを入れてきているということですよね？！」

赤井「‥‥あぁ、奴らにしてはかなりわかりやすい派手なやり方だがな‥‥下手な行動はするなよ？」

「‥‥わかってます、気を付けて」

赤井「フッ)お前もな‥‥」

それだけ言うと彼は出ていった。