第三者side

組織の奴らが明日にでも来るとわかったFBIは緊急会議を行った
ジョディは移動させるべきだと強く主張させるがジィエムズは否定した下手に移動させればハチの巣になりかねないと

赤井は迎え撃とうと提案をする。
何か策戦があるようだ余裕の表情を見せた。
赤井は交代で休み奴らを迎え撃つ備えをしようということでその場を去った。

赤井が去った後ジョディはジェイムズに問いかける
彼をどう思うか。

ジョディ「組織がここに乗り込んでくるのを喜んでいるように見えるんですけど…」
ジェイムズ「それはないと言えばウソになるな、組織と直接切り結ぶことが出来れば彼女の仇を討つ機会にも出てくるだろうし」

コナンが彼女の仇？と質問した。
ジョディ「秀の彼女で殺されたようよ。数か月前に彼らに」
コナン「え、何で？」

ジョディ「その彼女組織の関係者だったらしくて、組織を抜けようとして消されたって…秀は言っていたわ…」

コナン「どうしてそんな女の人と赤井さんが？」
ジョディ「組織に近づくためよ…彼女自身は組織に深くかかわっていなかったようだけど…妹が組織の科学者だったらしくて…」

妹？科学者？…その単語に心当たりがある人物にコナンは冷汗をかきながらジョディ達に聞く。

ジェイムズ「赤井君はその妹と顔見知りになり妹の周りの人間とコネクションをもつことになりうまく潜り込んだんだ…
「諸星 大」という偽名で組織の一員として五年前から二年前までの三年間の間だけ

組織の中で彼は実にうまく立ち回った…最初は目立ちすぎずにジョジョに頭角を現していき「ＲＹＥ」というコードネームをあたえられてついに組織の幹部の一人ジンと呼ばれる男との仕事にこぎつけたんだ‥‥

その男さえ押さえればボスまでたどり着けると踏んで我々FBIもその仕事の集合場所に先回りし身を潜めていたんだが…
彼等はこなかったよ‥‥夜が明けるまで待っていたがな…」

コナン「まさかバレたの？FBIって」
ジョディ「えぇ、張り込んでいた捜査官のちょっとしたミスでね
おかげで秀は組織に振られちゃったってわけ」

コナン「じゃあ赤井さんの彼女その時に殺されたの？」
ジョディ「いいえ、彼女の妹は組織にとって本当に重要な人間だったらしくて

手が出せなかったみたいなのよ…
秀もそう読んでそれ以来彼女と会っていなかったようだしね」

ジェイムズ「まぁ接触したくても彼女も妹もその直後に住所を移されて連絡の取りようもなかったが…
組織がFBIを引き込みこれから先も連絡を取るかもしれないという恐れがある彼女をいつまでも野放しにするわけがなく

業を煮やした組織は彼女に話を持ち掛けた
ある仕事をこなせば妹も彼女も組織からやめさせると‥‥
勿論失敗すれば二人とも命もないという条件で…

組織としてはその仕事に失敗した理由で消したかったようだが…
10億円を強奪させるという仕事を彼女はやり遂げてしまった
理由もなく消される羽目になったという…」

コナン「ねぇその彼女の名前は？！」

ジェイムズ「本名は「宮野 明美」偽名は「広田雅美」忘れはせんよ‥‥」

コナン(は、灰原の姉さん…？！じゃあやっぱりその科学者っていうのは灰原のことか？！)

ジェイムズ「詳しく知っているのはここまでわかったのはその仕事の前日に赤井君の携帯に彼女からのメールが送られてきたからだよ‥‥二年前にFBIだとバレて以来ずっと音差がなかった彼女から恐らくFBIに利用されたとわかった後も

赤井君のことが忘れられなかったんだろう‥‥
そして彼女を失くした時の赤井君の様子から察すると」

ジョディ「えぇ…多分秀も・・・彼女のことを‥‥」

そのころ赤井は屋上にて携帯の一通のメールをじっと眺めていた
それは先ほど話していた彼女「宮野 明美」からの最後のメールだった

≪大君…

もしもこれで組織から抜けることが出来たら…
今度は本当に彼氏として…
付き合ってくれますか？
　 明美

P.S．≫

と書かれていた。

コナンがやってきて話をしない？と持ち掛けた赤井は開いていた携帯を閉じながら

赤井「奴らを迎え撃つ策ならまだ思案中だが…？」

コナン「でもさ、赤井さん見てて思ったよもしかしたら僕とな寺ことを考えているんじゃないかって…」

赤井「‥‥ホォー」

赤井はFBIの見張りを交代させて自分が見張っているとすぐに会議があると呼ばれて病室から出ていく
それをどこからか見ていた少年はキールの部屋に入っていく