「あの、一つ聞いていいですか？」

赤井さんは「なんだ」と聞き返す

「‥‥あの、赤井さんは組織に潜入していた「ライ」ですよね？」

赤井「‥…どうしてそう思う？」

ポーカーフェイスは保っている表情が変わらないので何を考えているのかわかりにくい‥‥

「組織で僕は情報を得ていたハッカーだったんです、それでNOCリストの中に貴方の名前がありました‥‥」

赤井「ホォー‥…それは凄いな‥‥そうだ俺は確かに潜入捜査をしていたがとあるミスで組織にバレてしまったがな…」

「‥…あの僕はこれからどうるんです？」

ジェイムズ「そうだな…奴らは君とキールを血眼になって探しているに違いない‥‥君は悪いが我々の目の届くところにいてもらう」

「‥‥保護…ということですか？」

ジョディ「そうよ‥‥貴方のことは私たちが守から安心してね」

そうだよな‥‥もし組織に連れ戻された場合，僕は殺されるかもしれない

その時は‥…

赤井「優希君、君今‥‥危険なことを考えていなかったか？」

「っ！‥…そんなことないですよ‥‥ちょっと色々考えちゃって」

ジェイムズ「まぁ、目覚めたばかりで色々話したりしたからな

疲れが出たのかもしれんな…我々は少し失礼させてもらうよ
護衛として扉のところに仲間をつけさせているから何かあれば呼ぶといい」

「‥‥はい、わかりました‥‥」

ジェイムズさんたちが出ようとするときに声をかけた

「あの！怜奈さん‥‥いやキールは今どこに？」

赤井「‥‥キールなら君と一緒に転倒したあと意識不明のままこの病院で君の病室の隣にいるよ‥‥」


「‥‥そうですか」



それから杯戸中央病院での入院生活が始まった
入院生活に慣れてきたころにジョディ先生に話を聞いた

「そういえば学校に潜入していたのはどうしてなんですか？」

ジョディ「あぁ、あれはね帝丹高校に組織の幹部が潜入している情報が入ってねそれで私も教師として潜入捜査することになっていたの‥‥」

「その幹部って…まさか」

ジョディ「えぇ、ベルモットよ‥‥」

「やっぱり‥‥」

ジョディ「気づいていたの？」

「えぇ、何となく新出先生じゃないような気がして‥‥」

赤井「君も‥‥ただの高校生じゃあないようだしな」

いつの間にかいた赤井さんも会話に入ってきた。

「赤井さん！」

ジョディ「シユウ！」

赤井「君の腕には素質を感じる‥‥空手家とはまた転職だな」

「‥…そ、そうですか？僕なんてまだまだですよ」

赤井「いつか手合わせ願いたい‥‥」
ジョディ「えっ！？」

冗談ではなく真顔で言い切る赤井さんの目は本気マジだった

「わかりましたいつか手合わせ願いましょう！」

お互いが笑いあった
密かに距離が縮まったような気がしたのはジョディが感じていた
こんな平和な日々が長く続けばいいと思っていたが…

そのCountdownは既に始まっていた