ゆっくりと重たい瞼をあけると‥‥‥
初めに目にしたのは白い天井だった。

独特の薬品の匂いからここは病院だということがわかる。

FBIと思われる外人が僕に話しかけてきた

FBI?【Were you awake? Can you hear my voice?君‥‥目を覚ましたか!俺の声が聞こえるか?】

英語はあまり得意ではないが何となく言っていることがわかるので
うんと頷くFBIの人が今医者を呼ぶから待ってろと言われその人はあわただしくどこかへ行った。

身体が重いために体を起こすことができない
それに頭が少しズキズキとする
背中はかなり痛い。重いっきし激突しただろうから相当な衝撃がきたんだろうと思いむやみに動かずベッドに身を任せておいた。

するとしばらくしてFBIの人数名(見覚えのある人たち)と医者が現れて診断を開始した。

骨折にはなっていないが全身打撲ということで
しばらくは絶対安静と言い渡された、頭は軽い脳震盪だろうということで安静にしていれば大丈夫ということだった。

医者は帰り取り残されたのはFBIのジョディ先生とジェイムズさんと赤井さんだった。



ジェイムズ「やぁ‥‥初めまして…だね？

私の名は「ジェイムズ・ブラック」FBIだ、目覚めたばかりで悪いが…君にいくつか質問をしたいんだ…いいかね？」

僕はコクンと頷いた‥‥
まだ声を出す元気があまりないが‥‥

何とかなるだろうと思った。

そしていくつかの尋問タイムが始まった。

赤井「君は俺を覚えているか？」

「‥…コクン)組織で‥‥ジンと‥‥戦ってる時に，助けてくれた‥‥人‥…ですよね？」

赤井さんはそうだと答えた。こう続けた

赤井「きみの名前は「工藤 優希」君…でよかったのかな？」

僕はまた頷いた。

赤井「あの後，何があった？話してくれないか？」

「‥…ジンに組織に入れと言われた初めは断ろうとしたけど，

断れば周りの人間が死ぬと言ってきた答えはすぐには言わなくていいと言っていたんだけど、数日もしない間に組織の幹部が僕のところにやってきて決断を急かされた」

赤井「その組織の幹部はコードネームもちか？」

僕は頷くとそのコードネームは？と聞かれたので小さく答えた
「‥…リースリング」

赤井さんは僕のベッドの近くに椅子を置いて座り近くで会話を七得た

その後ろにジェイムズとジョディ先生が立っている。
二人はお互いを見合って聞いたことのないコードネームに首をかしげていた。