‥‥‥深い深い闇中で‥‥‥

僕の身体は沈んでいった‥‥

どこが底なのかまるでわからないくらい深い

闇の沼にはまった様に

コポッ‥‥コポッ

息をするたびに小さな泡が上へうへと昇っては消えていく

まるで海の中で息をしているようなそんな感じだ


僕は‥‥本当に何をしているんだろうか‥‥


この世界で武術を極めたのは，この世界で起こるあらゆるものから大切な人を護るためだったはずなのに‥‥


実際に何を守れた？


自己満足に浮かれていてただけだった


原作やアニメを知っていたとしても肝心なところで
靄にかかっているようで何も思い出せない

原作が変わったとき死ぬべきではない命が消えていくのが怖くて

新一がコナンの姿になるを知っていたのに‥‥
止めもしなかった‥…

救えるはずの命も‥‥‥僕の無力さゆえに儚く散ってしまった。

僕は‥‥‥何のためにこの世界に生まれたの？

異端者の存在いるべきではない僕の存在意義は？


≪消えていい命なんて無いんだ！！もっと自分を大事にしろ！≫

≪君にはどんな形で在れ、命を救われた‥‥それだけは変わらりもしない事実だ‥‥一人で背負い込まなくてもいい

俺を頼ってくれ≫

いつしか誰かに言われた‥…あの人たちの言葉

あのひとたちって‥…だれ？





≪目を覚ましてくれ‥…君の言葉が聞きたい‥…≫


どこかで聞いたことのあるような男の声‥…


つい最近‥…どこかで‥‥…


そういえば、僕は何をしていたんだっけ？



組織ノ一員としてキールと共に任務に出たけどFBIと鉢合わせしてしまって‥‥

そこから記憶が無い‥…

もうじき‥‥赤と黒のクラッシュが始まるのか‥‥


なら僕はこんなところで寝ているわけにはいかない‥‥

そう強く心に念じると暗闇だった世界に一筋の光が照らされて

僕は目を閉じた。