「わかりました‥ご武運を」
昌豊「君もね」

僕はまた瞬神の術で信玄様の元へ向かう

「信玄様！」
信玄「おぉー[#da=1#]丁度いいところに今、お前を呼ぼうと思っていたんだ…」

「撤退…ですか？」

信玄「あぁ！さすが俺のことをよく知っている今狼煙をあげるから準備をしてくれ後、退路に敵がいないかの確認も頼む」

「御意」

こうして僕たちの戦に決着がつくことなく僕たちは撤退していった
敵兵に見つからぬように森の中を歩いていると

誰かの気配が近くで急に現れたのを感じ取り目をやると光がかすかにあった。

信玄「ん？どうしたんだ？[#da=1#]」

「あ、いえ‥‥今人の気配を感じたなと思いまして…」

昌影「こんな戦場に人なんかいるわけねぇだろう？いるとしたら敵軍だろうよ…」

「いや、敵軍にしては…様子が…っ！信玄様あそこに」

信玄「ん？‥‥っ！」

視線をやると高い木の上に僕と同い年くらいの女の子がいた
様子が少しおかしい‥まだ自分のいる状況が把握しきれていないようだった…。

そうまるで僕がこの世界に来たばかりの時と同じような…。

信玄「おーい！そんなところで何やってるんだ？」

女の子「？」

上の方から顔を出したのは可愛らしい女の子だった。
昌影「なんなんだ？あの女どうして木の上になんかにいるんだ？」
信春「ふむ、あんなところまで登るとは中々根性のあるやつだ。」

女の子(あの人たち…何？鎧…みたいな格好だし‥頭に耳？

もしかして何かの撮影なのかな？)

信玄「おい、どうした？ボケーっとしているけど俺たちの顔に何かついているか？」


女の子「あ、いえ。そいうわけじゃなくて…あの皆さん何かの撮影で…」

彼女が何か言いかけたところで僕も昌信様も気配を感じ取った

昌信「っ！信玄様もうそろそろ、奴らが追ってくるみたいです」

信玄「おっとゆっくりしすぎたか…」
上杉軍「見つけたぞ！武田信玄」
女の子(な‥‥何！？あの人たちもしかして敵役の人！？)

上杉軍「この上杉領から生きて帰れると思うなよ！」
　 「でやぁああー！」

カキン
昌影「フンッ)させるかよ！！」
女の子(どうしよう戦い始まっちゃった…それに上杉と武田って言ってたけど…戦国武将が有名だけど…)

信玄「おい、そこのお嬢ちゃん」
女の子「え、わたしですか？」

信玄「さぁ来い！絶対に俺が受け止めてやるから」
女の子「う、嘘ですよね！本気で言っているわけじゃないですよね！？」