あいつは相変わらず仕事が早いな…。
それにあいつが来てからうちの戦力もかなり上がった。
あいつが来てから…もう1年が過ぎようとしている。

思い出すな…あの日であった時のことを‥‥。

俺達が上杉謙信と戦っている最中にあいつは謎の光と共に現れた
傷だらけでボロボロだという状態で発見したときは俺は息をのんだ
生きているのか？何故か初対面なのに不安に駆られた。

そしてあいつの顔をみたらふと心を奪われた気がしたんだ。

こいつらなら‥‥信用できると…。
俺的直観がそう告げた…。今までもその直感のおかげでいい家臣に巡り合えたこと嬉しく思っているのだからな…。

俺の目に狂いはなかった
初めは、俺たちの容姿と武装していたことも踏まえて警戒はされたものの混乱状態にあった彼女を落ち着かせて

改めて話を聞いた。

彼女は忍びが沢山いる世界で暮らしていたがとある犯罪組織が木の葉という彼女の故郷に戦争を仕掛けてきて応戦していたところで
謎の光に包まれて気が付けばここにいいたらしい…

あの現状をみれば俺は信じざるを得なかった嘘を言っているようにもみえなかったしな

それで俺は彼女を武田軍に向かい入れることにしたのだ。

それからというものこの世界に慣れてきたのか自らこの軍の忍びを志願した
初めは女の子にそんなことはしなくていいといったのだが…
彼女は生真面目な性格のようで
断固としてそこは譲らなかった何かしなければ忍びの名折れだというので彼女に武田軍の忍びの肩書きを与えた。

任務には忠実で仕事は早いし俺のサポートもしてくれている。
今では欠かせない存在になっていった‥‥。
見つけたのが上杉ではなく俺達で良かったと…今でも切実に思う。
それは俺たちの部下でもある信春さんや昌影・昌豊・昌信たちもそう思っているはずだ‥‥。

俺はにやりと口角をあげながら
また仕事に取り掛かる…さてと…これからまた何かありそうな気がしてきたな…

俺はこの時また何かあることを感じ取っていた。

信玄side end