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4話:良薬は口に苦し

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雪奈
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結月「そういえば、雪奈さんも私と同じ異世界から来たんですよね?…その時ってどいう風に出会ったんですか?」

信玄「ん?あぁ、まぁ立ち話もなんだからこの先に洞窟があるはずだ…そこで話してやるよ…だからもう少し頑張れ」

結月「…はい」

ー洞窟ー
小さな洞窟を見つけて結月たちは身を潜めた
信玄「ここなら大丈夫だな…あいつと出会った頃の話だっけか?」
結月「はい」

信玄「あいつと出会った頃も上杉軍と戦っていた時に出会ったんだ。

ちょうど引き分けに終わってお互い軍を率いて帰るところで、あいつが突然目の前に現れたんだ。
あいつは今もそうだがそれよりもっと子供だった。
見た感じは10歳くらいのガキだったな…。
何でか知らないがその子はとても酷い刀傷や火傷を負っていた
打撲痕や、痣もあった」

結月(それって…虐待なんじゃ?)

信玄「俺達も初めは虐待かと思ったんだが…刀傷や風袋をみるとどこかの忍びだったようでな戦いの跡だったようだ」

結月(忍び…?戦い?あんなに幼い子が忍びで戦っているの?)

信玄「俺は手当てをするために城に連れ帰って昌豊たちに手当てをさせた…。二日経っても目が覚めなかったんだ…。

初めは生きているか不安になったぐらいにな。
だけど、ようやく目が覚めたと思ったら「くない」という武器を構えて俺たちを警戒し始めたんだ…見たことのない額あてもしていたしな」

信玄「あいつの話を聞くまでに苦労したさ、手当てをしたくても警戒心剥き出しで触れさせようとはしなかったからな。」

信玄は懐かしそうに思い浮かべるあの時の光景を……。

信玄「昌豊たちが説得してくれたおかげで何とか事情を聴くことに成功した…。

俺達もその時は異世界の存在何て信じられなかった
まるでおとぎ話を聞かされているかのようだった…。

だが、あいつのあんな身体の状態で冗談や、嘘を言うようにも見えなかったのでな

俺たちが元の世界へ帰るまで居場所を提供したんだ…今のお前みたいにな…」

結月「そうだったんですか…今では凄い信頼関係を得ていますよね?」

信玄「まぁな、忍びは助けられた恩があると必ず返すらしい。
それにあいつからいさせてもらう代わりに自分を忍びとして雇ってくれと言ってきてな、
さすがに女子供に戦わせるわけにもいかないと断ったんだが…。

あいつの意志が強すぎて折れたのは俺だった。
今ではあいつが味方でよかったと心から思ってるよ」
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