変換なしの場合雪奈になります
3話:袖振り合うも多生の縁
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信玄side
俺は執務を終わらせてひと段落しているともう夜中になっていた。
今日の戦で怪我を負わせちまった[#da=1#]のことが気になっていたから集中が出来なかった
昌豊に監視と看病を任せてある。なぜならあいつは回復力がいいからといってろくに休みもせずに直ぐに働こうとする無茶をする癖がある。
俺達が何度いってもこれが普通だとか癖だといっていて中々聞いてもらえなかったが
あいつの扱いにも大分慣れたために半ば無理やりだが休みを加えさせる。そうでもしないとあいつはすぐに脱走するからな。
俺の足はいつの間にかあいつの部屋の前までやってきた
小声で昌豊に声をかける
信玄「昌豊…いるか?」
昌豊「はい…」
スゥと開けると小声で返事をした昌豊が布団で眠る雪奈のそばにいた
あいつの寝顔を見るのは久しぶりだなと今にして思う
信玄「よかった…ちゃんと眠ってんだな」
昌豊「えぇ…ようやく眠ったところです」
ようやく?ってことは今まで寝てなかったのか?
俺はその疑問を昌豊にぶつけると少しだけ眉を寄せて神妙な顔をする。
昌豊「えぇ、先ほどまで雪奈は魘されていたんです」
信玄「魘されていた?」
昌豊「恐らく、前の居た世界での両親の夢をみたんでしょう
……小さくですが「お父さん。お母さん」って言うのが聞こえましたから…」
信玄「……」
昌豊「それともう一つ「…おいて逝かないで」とも」
信玄「っ!?そうか…確か殺されたって言ってたな…」
こいつも辛い過去を持ってたんだな…だからそれを思い出さないためにずっと働いてたのか…
寂しさを紛らわせるために…。
あいつも…結月もそんな気持ちなのか?
家に帰りたい…というのは…二人とも同じ願いなのか…
俺は雪奈が流していた涙をそっと指で拭って昌豊にも休むようにいい俺はその部屋に残った。
こいつが来てから早くも一年か…早いな。
こいつもいつか元の世界へ還る日が来るのだと思うと
無性に寂しくなったのは内緒にしておこう
俺は執務を終わらせてひと段落しているともう夜中になっていた。
今日の戦で怪我を負わせちまった[#da=1#]のことが気になっていたから集中が出来なかった
昌豊に監視と看病を任せてある。なぜならあいつは回復力がいいからといってろくに休みもせずに直ぐに働こうとする無茶をする癖がある。
俺達が何度いってもこれが普通だとか癖だといっていて中々聞いてもらえなかったが
あいつの扱いにも大分慣れたために半ば無理やりだが休みを加えさせる。そうでもしないとあいつはすぐに脱走するからな。
俺の足はいつの間にかあいつの部屋の前までやってきた
小声で昌豊に声をかける
信玄「昌豊…いるか?」
昌豊「はい…」
スゥと開けると小声で返事をした昌豊が布団で眠る雪奈のそばにいた
あいつの寝顔を見るのは久しぶりだなと今にして思う
信玄「よかった…ちゃんと眠ってんだな」
昌豊「えぇ…ようやく眠ったところです」
ようやく?ってことは今まで寝てなかったのか?
俺はその疑問を昌豊にぶつけると少しだけ眉を寄せて神妙な顔をする。
昌豊「えぇ、先ほどまで雪奈は魘されていたんです」
信玄「魘されていた?」
昌豊「恐らく、前の居た世界での両親の夢をみたんでしょう
……小さくですが「お父さん。お母さん」って言うのが聞こえましたから…」
信玄「……」
昌豊「それともう一つ「…おいて逝かないで」とも」
信玄「っ!?そうか…確か殺されたって言ってたな…」
こいつも辛い過去を持ってたんだな…だからそれを思い出さないためにずっと働いてたのか…
寂しさを紛らわせるために…。
あいつも…結月もそんな気持ちなのか?
家に帰りたい…というのは…二人とも同じ願いなのか…
俺は雪奈が流していた涙をそっと指で拭って昌豊にも休むようにいい俺はその部屋に残った。
こいつが来てから早くも一年か…早いな。
こいつもいつか元の世界へ還る日が来るのだと思うと
無性に寂しくなったのは内緒にしておこう