認めてよ　わたしを見てよ　わたしだけ　香らない花　故の束縛



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心のいたみを抱えたままどこか遠くへ行こう落とし物して



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藤　吹き散ると　呼ばれし花の　連なりに　夢追い人の　幻ぞ見る



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題＜勝敗つかず＞

『なめるなよ』カンカン照りのお日様に

　「冷たいものをなめたいよ」という



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泡沫の　水の輪のごとく　過ぎ去りて

　紫式部の　花を知らず



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