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短歌






雪柳



枝先に
ちょんととどまる
その白は
雪と見間違(みまが)う
雪柳の花



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山茶花



幾たびも
貴方と重ねて
色あせた
唇を塗り
直すのは罪



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小鳥



打ち寄せる
波のごとくに
闇来る
カナリヤの瞳
夜を見据える



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向日葵



向日葵は
夏の終わりに
太陽に
頭を下げる
感謝するように



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蓮華



天上の
色に染まりし
蓮の花
この世界でも
色を変えずに



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