歌詞
あたしは窓の側 椅子に腰かけて
小鳥の歌う声に耳を傾けて
蒼ざめた空 眺めて
小さく 祈った
丸まった背中をのばすこともできず
いろんなものが守られますように
幼い祈りは 空に消えて……
いったいいくつ叶っただろう?
いくつ? ……
あたしは夢の中 ママに抱かれてた
すべては温かく包んでくれてた
白すぎる雲 眺めて
小さく 泣いた
縮まった翼で はばたくこともできず
たったひとつが与えられればいい
つたない願いは天に消えて……
いったい誰に届いただろう?
誰に? ……
手にしたものを守り続けよう
幼い決意は 固く強く……
どれだけのもの捨てさせた?
何を? ……
あたしは最期には何を求めるだろう?
あたしの最期には何が残るのだろう?
夕焼け空 眺めて
小さく つぶやく
丸まった背中を のばすこともできず……
(おわり)