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かけら

『どうでもいい人ならよかった』。なんとか君を見上げると、君はまだ容赦なく凍えきったような冷たく鋭く光る刃を僕に向けていて、そう口を動かした。いや、わからない、まったく違う言葉かもしれない。それでも。涙のように刃を赤い液が滴ったから。
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