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かけら

向日葵畑を駆け回る。「本当は月見草のほうが好きなんだけど」そう言う彼女は白いスカートをふわりと浮かせてまた走り出す。「向日葵もいいと思うよ!」追いかける僕は背中に向けて大声を出す。「よく似合う!」彼女が足を止めた。「『あなただけ見つめてる』なんて」振り向いて微笑んだ。「言えない」
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